交通安全8 黄色信号の基本は「止まれ」

公開日 2022年11月22日

交差点の信号が青に変わりました。あなたはどうして車を発進させることができるのでしょう?

交差道路の左右からの車の侵入は赤信号に寄って塞がれ、歩道の人々も飛び出してこないと信じているからではありませんか?

信号機の「赤、黄、青」。意味を正しく理解しましょう。

信号機の3色について、それぞれ赤信号は「止まれ」、青信号は「進め」、黄色信号は「注意して進め」だと思っていませんか?

信号機は安全に道路を通行するためのサイン。車も自転車も歩行者にも信頼されるサインです。

そのため、正確に意味を知っておくことが大切です。

問題 対面する信号が黄色になったが、停止線に差し掛かっていたためそのまま進行した。 

         〇か✕か?

解答 〇

黄色信号の基本は「止まれ」

黄色信号の意味

黄色信号の気異本的な意味は「止まれ」です。

信号が黄色の場合は、車両等(自動車、二輪車、原付車、自転車)は停止位置(停止線)を超えて進行してはならない。ただし、例外として、黄色信号になったときに停止位置に近接しているため安全に停止することができないときは、そのまま進むことができる。

これは、黄色になったからといって急ブレーキをかけると後続車から追突される可能性があり、かえって危険になることがあるためです。

この例外が独り歩きして、黄色信号は「注意して進め」と覚えている方も多いと思いますが、間違いです。

黄色信号は、停止線を越えて進んではならない、つまり、「止まれ」です。

赤信号の意味

赤信号の基本的な意味は、「止まれ」ではなく、停止線を越えて「進んではいけない」です。

ただし、例外として、赤信号になったとき、右折や左折をしようとしてすでに停止位置を超えて交差点の中にいる場合は、そのまま進むことができます。この場合、青信号に従って進んでくる車両等の進行を妨げてはいけません。(二段階右折の原動機付自転車は除く)

青信号の意味

青信号の基本的な意味は、「進むことができる」です。歩行者や他の車の状況を確認したうえで進むことが可能なだけで、決して「進め」ではありません。

例外として、青になったときでも進めないときがあります。

それは、自転車や、二段階右折の標識がある交差点で原動機付自転車が右折する場合です。

自転車や、二段階右折の標識のある交差点を右折する原動機付自転車は、一度に右折することができません。

まずは、右折地点まで直進して向きを変え、改めて進行方向の信号が青色になるのを待ちましょう。

点滅信号の意味

黄色の点滅信号の意味

黄色の点滅信号の意味は、自動車、二輪車、原動機付自転車、自転車、歩行者は、「他の交通に注意して進行することができる」です。

「注して進め」ではありません。

減速、必要によって徐行、そのうえで左右の安全確認を忘れずに。

赤色の点滅信号の意味

赤色の点滅信号の意味は、自動車、二輪車、原動機付自転車、自転車は、「停止位置(停止線)で一時停止し、安全確認をしたのち、進行することができる」です。

必要なことは、「停止位置での一時停止」です。

「一時停止」については、(交通安全その7)で確認してください。

「止まる」だけではなく、「安全確認」まで行ってはじめて「一時停止」です。

歩行者は、「他の交通に注意して進行することができる」ですが、安全のためです、左右の安全確認は忘れずに。

罰則

信号機の信号等に従う義務

道路交通法第7条

罰則  3月以下の懲役又は5万円以下の罰金

違反点 2点(信号無視)

反則金 赤色信号無視   大型車1万⒉千円、普通車9千円、二輪車7千円、原付車6千円

      赤色点滅信号無視 大型車9千円、普通車7千円、二輪車6千円、原付車5千円

信号の見落としを防ぐために

事故の要因となる漫然運転・脇見運転

直進中は運転操作が少なく、つい気が緩みがちになります。ぼんやりしたり、考え事をしたりといった漫然運転。風景に気を取られたりカーナビ操作したりの脇見運転。これらで信号を見落としてしまうと事故に直結してしまいます。

脇見運転につながる行動を避ける

運転中は、運転に集中すること。前をよく見て信号を見落とさない。

当たり前のことですが、つい脇見してしまうことも否めません。

車内での荷物の落下等が脇見運転の原因の中でも多く、荷物をきちんと整理しておくだけでも脇見運転の危険を減らすことができます。(荷物は助手席ではなく後部座席に置くようにしましょう)

車間距離を十分に取る

前を走る車との車間距離を十分取るようにしましょう。

特に、大型車の後方を走る際は、前方の視野が塞がれてしまいますので、先行する大型車に続いて交差点に入ると赤信号だったということがないように、前方の交差点の信号が確認できるように、車間距離を保ちましょう。

交通事故防止

信号機は、道路を安全に通行するために、自動車も自転車も歩行者も、全ての人が「信頼するサイン」です。

信号機の意味を正しく理解したうえで、歩行者や他の車の状況をしっかりと確認しながら、安全運転を心がけましょう。

市民生活課市民活動支援室(0884-24-8061

 

 

 

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