交通安全3 「夕暮れ時」に交通事故が多発する

公開日 2022年11月11日

夕暮れ時に交通事故が多発!

夕暮れ時は、一日の中でも交通事故が多発する危険な時間帯です。

年末年始は、日没時間と学生の下校時間、社会人の退社時間帯が重なることなどから、例年、薄暮時間帯の重大事故が増加する傾向にあります。

この時間帯の交通事故を防ぐには?

この時間帯の交通事故を防ぐため、歩行者、ドライバーそれぞれの注意点を紹介します。

歩行者ができる夕暮れ時の交通事故対策

道路横断に関する交通ルールの順守

・横断歩道が近くにあるところでは、横断歩道を横断する。

・道路を斜めに横断しない(横断距離、時間が長くなり危険です)。

・通過した車や停止している車の直前又は直後を横断しない(左右の見通しがきかず危険)。

・歩行者横断禁止の標識により、横断が禁止されている道路を横断しない。

明るい服装で出かけましょう。

夕暮れ時の交通事故に巻き込まれないためには、歩行者自身がドライバーから見えやすくする工夫が必要です。

夕暮れ時や夜間は、歩行者から自動車は見えても、ドライバーからは歩行者が見えていないことがあります。

反射材・ライトを活用しましょう。

反射材用品・ライトは、ドライバーなどに早めに自分の存在を知らせることができます。

横断する際は、左からの車に注意!

道路横断中の事故は、歩行者が横断中に左方向から進行してくる車と衝突する事故が多いです。

信号機のない場所を横断する場合、車が近づいてきていないか必ず左右を確認し、余裕をもって渡るようにしましょう。

特に、右から来た車が止まった場合でも慌てることなく、左をよく見て、車が近づいてきていないか確認しましょう。

ドライバーができる夕暮れ時の交通事故対策

横断歩道は歩行者優先で、車のライト(前照灯)を早めに点灯し、昼間より速度を抑えましょう。

横断歩道に関するルールを遵守しましょう。

横断歩道は、歩行者が安全に道路を横断するためのものです。

ドライバーは、横断歩道を横断している人がいるときは、歩行者の安全を図るため、その手前で一時停止し、歩行者の通行を妨げてはいけません。

また、明らかに歩行者がいない場合を除いては、横断歩道の直前で停止できるように、手前で減速しなければいけません。

「ひし形マーク」を見落とさない!近くに横断者がいるかもしれません

道路上の「ひし形マーク」は、「横断歩道はたは自転車横断帯あり」を意味する道路標示です。

このマークを見たら、「横断する人がいるかもしれない」と注意し、横断歩道の直前で停止できるよう手前で減速するようにしましょう。

「信号機のない横断歩道、歩行者がいたら必ず一時停止!」

これは、「マナー」ではなく「ルール」です。

「歩行者が見えていなかった」は言い訳になりません。

薄暮時は、視界が悪いため、横断しようとしている歩行者がいるかいないか明らかでない場合が少なくありませんから、そのようなときは減速して歩行者の有無をしっかり確認しながら進行しましょう。

早めのライト点灯と昼間より速度を抑えましょう。

日没後は急激に視界が悪くなり、車も歩行者や自転車もお互いに相手の発見が遅れがちになります。

特にライト(前照灯)を点灯していない車は、相手から見落とされやすく、歩行者や自転車が車の接近に気付かずに横断してくる可能性が高まります。

日没後ではなく、日没前からライトを点灯する習慣をつけましょう。

ハイビームの上手な活用

自動車のライト(前照灯)をハイビーム(上向き)にすれば、ロービーム(下向き)のときと比べて、遠くまで光が届くようになります。

そのため、ドライバーの視界を確保するとともに、歩行者や自転車を遠くから見つけやすくなります。

交通量の多い市街地の道路や、対向車や直前を走る車があるとき以外は、できるだけハイビーム(上向き)に切り替えて早めの発見に努めましょう。

速度を抑える

夕暮れ時や夜間は、速度に対する感覚が鈍ったり、帰路を急いだりしてスピードを出しがちです。

速度を抑えて慎重な運転を心がけましょう。

 

~阿波の道 ゆずる心と 待つゆとり~

 

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