交通安全1 命を守るシートベルト

公開日 2022年11月07日

もしものときに身を守るシートベルトとチャイルドシート

チャイルドシート 県内適正使用は66.5%(~11月3日付、徳島新聞から)

全国平均は74.5%

子どもの命を守るために、保護者が責任を持って正しく着用してください。

すべての座席でシートベルト着用が義務付けられています。

「自動車に乗る時には、どの座席でも必ずシートベルトを締める」

「赤ちゃんや小さい子供を自動車に乗せるときには、チャイルドシートを使う」

~シートベルトやチャイルドシートを使うことは、道路交通法で定められている大切なルールです~

一般道路でも高速道路でも、自動車の全ての座席でシートベルトの着用が義務付けられています。

また、6歳未満の子供にはチャイルドシートの使用が義務付けられています。

シートベルト、チャイルドシートを適切に使用していないとこんな危険が

自動車が衝突すると、瞬間的に、乗っている人にその体重の何倍もの重さにあたる力が加わり、それによって次のような危険があります。

1 車内で全身を強打する可能性があります

事故の衝撃により凄まじい力で、自動車のハンドルや座席、ドアなどにたたきつけられることになります。

仮に時速60㎞で走る車が壁などに衝突した場合m高さ14mのビルから落ちた場合と同じ程度の衝撃を受けます。

2 車外に放り出される危険があります

事故の衝撃によって窓ガラスが破損したり、ドアが開いたりしたところから、車外に放り出されることがあります。そして路面やガードレールなどに体をたたきつけられたり、走ってきた後続車に轢かれたりする危険があります。

3 後部座席の人が前席の人を死傷させる危険

シートベルトを着用していない運転者や同乗者は、事故の衝撃のため車内で激しく投げ出されます。例えばシートベルトをしていない後部座席の人が前席の背もたれに激しく打ち付けられて、背もたれごと前席の人強く圧迫したり、背もたれを飛び越えて前席の人に衝突したりすることがあります。後席の人がシートベルトをきちんと着用することは、前席の人を守ることにもつながっています。

4 チャイルドシートの不適切な使用による危険

チャイルドシートを使っていても、座席等への固定が不十分だったり、使用方法が不適切だったりすると、急ブレーキや急カーブなどでも、チャイルドシート自体が動いたり、座っている子どもがチャイルドシートから放り出されたりする危険があります。

また、子どもの体格に合わせてきちんと調節していないと、事故の際に子どもがシートから放り出されたり、子どもの首や内臓がベルトで強く圧迫されたりする危険があります。

シートベルトを適切に使うには?

~肩ベルトは首に係らないように。腰ベルトは骨盤を巻くように。後部座席も忘れずに。

シートベルトは適切に使わなければ効果がありません。不適切な使用は、十分な効果が得られないだけでなく、かえって危険な場合もあります。

チャイルドシートを適切に使うには?

~子どもの体格に合わせたシートの選択、取付け、調整を忘れずに。

幼児は体格が小さいため、大人のシートベルトを適切に使うことができません。また、大人が抱っこして乗せるのでは、事故に遭った際に、子どもが車外に放り出されたり、抱っこしている人の体やエアバッグで子どもが押しつぶされたりするなど、大変危険です。そうした危険から子どもを守るために、6歳未満の子どもを自動車に乗せるときにはチャイルドシートの使用が義務付けられています。

「日頃からチャイルドシートを使っている」という人も、適切に使用していないと、事故の際に子どもを守ることができません。

1 チャイルドシートの取付は後部座席に!

チャイルドシートを取り付ける場所は後部座席が原則です。これは前席(助手席)に取り付けると、事故の衝撃で膨らんだ前席のエアバッグに押しつぶされる危険があるためです。

やむを得ずチャイルドシートを前席に取り付ける場合は、座席をできるだけ後ろに下げてダッシュボードのエアバッグとの距離をとるようにして、前向きにしっかりと固定してください。

ただし自動車によっては、後部座席でも両側のドアや前席の後ろなどにエアバッグが装備されている場合がありますので、チャイルドシートを取り付ける自動車の装備をよく確認のうえ、使用してください。

2 チャイルドシートの角度やベルトの調節を忘れずに!

チャイルドシートに子どもを座らせる際は、忘れずに子どもの体格や体重に応じてシートの角度やベルトの長さなどを調節し、バックルなどは確実に締めてください。また、子どもの成長は早いものです。チャイルドシートが子どもの体格などに応じて適切に調節されているか、ときどき点検しましょう。

3 「抱っこ」で自動車に乗せるのは危険です!

赤ちゃんの身体が小さいから、赤ちゃんがぐずるから、赤ちゃんと離れたくないから、などの理由から、赤ちゃんを大人が抱いて自動車に乗せようとするケースが見られますが、「抱っこ」をしたまま自動車に乗ることは、事故の際に大きな被害をもたらす危険があります。

体重5.5㎏(生後2~3か月程度)の赤ちゃんを抱っこした人が乗った自動車が、時速40㎞で硬い壁などに衝突した場合、その瞬間、抱っこした人には110㎏もの重さがかかります。どれほどしっかり抱きしめていたとしても、耐えられるものではありません。万が一の際のリスクを減らすためにも、必ずチャイルドシートを使いましょう。

 

運転席、助手席、後部座席の全ての座席でシートベルトを着用するとともに、チャイルドシートを忘れずに!

 

市民生活課市民活動支援室(0884-24-8061)

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