公開日 2024年09月02日
食品ロスとは |
「食品ロス」とは、手つかずの食品や食べ残しなど、まだ食べられるのに捨てられてしまう食品のことです。令和2年度に日本では522万トン の食品ロスが発生したと推計されています。
「食品ロス」を減らすことで
食品ロスを減らすことでごみの減量化となり、運搬や処理(焼却)にかかる二酸化炭素排出量の削減となるとともに、家計にかかる食費の軽減にもつながります。
まずは、一人一人が意識を持って「食品ロス」を減らしていくことが大切です。
全国おいしい食べきり運動ネットワーク協議会に阿南市も加入しています。
「食品ロス」の原因は?
食品ロスは次の理由により発生します。
・調理に使いきれずに捨てる
・賞味期限が切れて捨てる
・調理のときに食べられる部分を捨てる
・食べきれずに捨てる
「食品ロス」を減らすために 家庭でできること
「直接廃棄」の削減
1 買い物に行く前に、冷蔵庫にある食材をチェックし、買い過ぎない。
2 冷蔵庫に残っている古い食材から使う。
3 賞味期限を過ぎたものをすぐに捨てない。
賞味期限とは、「おいしく食べられる期限」で、消費期限とは、「食べても安全な期限」です。
まずは、期限内に食べきるようにしてください。
◎賞味期限と消費期限について
「過剰除去」の削減
1 野菜や果物の皮は必要以上にむかない。
2 野菜の皮や葉など、食べられる部分は捨てずに調理して有効活用する。
「食べ残し」の削減
1 食べられる量だけを調理する。
2 作りすぎて余った料理を他の料理に作り替え、食べきる。
【活用・作り替え紹介】
・消費者庁の公式キッチン 【クックパッド】 (cookpad.com)
「てまえどり」について
「てまえどり」は、買って直ぐに食べる場合に、商品棚の手前にある商品や値引き商品などの販売期限が短い商品を積極的に選ぶ、新しい購買行動です。
阿南市では、日々の買い物で、食べ物を大切にし、食品ロス削減につながる「てまえどり」を推進しています。
なお、まとめ買いなどの直ぐに食べない場合は、期限を確認するなど、ご自身のライフスタイルに合わせて、無理のない範囲でのご協力をお願いしています。
食品ロスを減らすために 事業者のみなさんができること
1 需要を予測して適正量を仕入れる。
2 在庫管理を適正に行い、品質低下を防ぐ。
3 少量パックの販売やバラ売りを行う。
4 食材を無駄なく使い切り調理する。
5 事業所(店舗)に食品ロス削減の啓発資材を掲示する。
食品ロス削減の啓発資材について
食品ロス削減に資する小売店頭用啓発資材:農林水産省 (maff.go.jp)
残さず食べよう「30(さんまる)・10(いちまる)運動」について
宴会では「ついつい話に夢中になってしまい、出された料理を残してしまった」ということはありませんか。そんな食べ残しをなくすためのキーワード「30・10運動」をご存じでしょうか。
市では、飲食店や家庭から出される食品ロスの削減するため「30・10運動」を推進しています。新型コロナウイルス感染拡大防止のため基本的な感染防止対策をお願いします。
■「30・10運動」とは
1 宴会開始時に、参加者に「残さず食べましょう」と呼び掛ける
2 最初の30分間は、まず自分の席に座り、料理を楽しむ
3 大皿にちょっとずつ残った料理は、食べられる人に勧める
4 最後の10分間も自分の席に戻り、料理を楽しむ