公開日 2020年05月27日
新型コロナウイルス感染症が全国で流行し、不要不急の外出自粛が呼びかけられています。
特に、高齢者の方は感染症が重症化しやすいと言われているため、いわゆる「3密」を避けるなど生活習慣全般の見直しが求められているところですが、一方で外出の機会が減ることにより、「生活不活発」による心身機能の低下が懸念されます。
一般社団法人日本老年医学会によると、2週間の寝たきりにより失う筋肉量は7年間に失われる量に匹敵するとも言われています。
「新型コロナウイルス感染症」高齢者として気をつけたいポイント(日本老年医学会)[PDF:895KB]
そこで、高齢者の皆さまが外出自粛期間を元気に過ごしていただけるよう、自宅でいつでもできる介護予防のポイントをご紹介します。
どなたでも実践しやすい内容となっていますので、さっそく今日から取り組んでみましょう!
運動のポイント
「動かない」(生活が不活発な)状態が続くことにより、心身の機能が低下して「動けなくなる」ことが懸念されます。また、転倒などを予防するためにも、日頃からの運動が大切です。
・人ごみを避けて、一人や限られた人数で散歩する。
・家の中や庭などでできる運動(ラジオ体操、自治体のオリジナル体操、スクワット等)を行う。
・家事(庭いじりや片付け、立位を保持した調理等)や農作業等で身体を動かす。
・座っている時間を減らし、足踏みをするなど身体を動かす。
阿南市版いきいき100歳体操の動画を公開しています。
阿南市オリジナルの体操動画「自宅でできる高齢者の介護予防体操 ステイホームを有意義に!」を、阿南天満クリニック様のご協力により作成しました。
この動画は市内ケーブルテレビでも放送中です。
第一生命保険株式会社 阿南営業オフィス様のご提供により、「コグニサイズ&コグニライフ」の動画を公開しています。
※コグニサイズとは、コグニション(認知)とエクササイズ(運動)を組み合わせた造語で、コグニション課題とエクササイズ課題を同時に行うことで、脳とからだの機能を効果的に向上させることをねらいます。
ラジオ体操第1(You Tube NHKのチャンネルから)
ラジオ体操第2(You Tube NHKのチャンネルから)
筋肉元気体操~自宅でできる”やさしい”筋トレ!~(You Tube NHKのチャンネルから)
食生活・口腔ケアのポイント
低栄養を予防し、免疫力を低下させないために、しっかり栄養をとることやお口の健康を保つことが大切です。
・3食欠かさずバランスよく食べて、規則正しい生活を心がける。
・毎食後、寝る前に歯磨きをする。
・しっかりかんで食べる、一人で歌の練習をする、早口言葉を言うなど、お口周りの筋肉を保つ。
阿南市版いきいき健口体操の動画を公開しています。
言語聴覚士 中村吉伸 先生による講演会「はじめよう!!ムセ・肺炎予防」の資料を公開しています。
オリジナルの口腔体操なども紹介されていますので、ぜひご覧ください。
阿南市介護予防事業「はじめよう!!ムセ・肺炎予防」[PDF:1.64MB]
人との交流のポイント
孤独を防ぎ、心身の健康を保つために、人との交流や助け合いが大切です。
・家族や友人と電話で話す。
・家族や友人と手紙やメール、SNS等を活用し交流する。
・買い物や移動など困ったときに助けを呼べる相手を考えておく。
もし、ご近所の方や友人などで気になる高齢者の方がいらっしゃったら、お近くの高齢者お世話センターにご相談ください。
高齢者お世話センター(地域包括支援センター)では、高齢者に関わる様々な相談を受け付けています。
高齢者の脳トレーニング
自宅でお手軽にできる脳トレーニングのメニューを公開しています。
こちらからご覧ください。
その他(外部リンクなど)
・新型コロナウイルス感染症への対応について(高齢者の皆さまへ) 【厚生労働省ホームページ】
・新型コロナウイルス感染症について 【徳島県ホームページ】
https://www.pref.tokushima.lg.jp/ippannokata/kenko/kansensho/5034012
・「生活不活発」に注意しましょう♪ 【徳島県ホームページ】
https://www.pref.tokushima.lg.jp/ippannokata/kenko/koreishafukushi/5033450/
・「新型コロナウイルス感染症」 高齢者として気をつけたいポイント 【一般社団法人日本老年医学会ホームページ】
https://www.jpn-geriat-soc.or.jp/citizen/coronavirus.html
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