自宅で手軽に!高齢者の脳トレーニング

公開日 2020年04月20日

 

 

 

 

 

高齢者の皆さまがご自宅で取り組める脳トレーニングのメニューを集めてみました。

 

所要時間はどれも5分~10分程度。

 

手軽に始められますので、ぜひ毎日続けて脳を活性化させましょう!!

 

                                        

 

 

 

 

 

色読み脳トレーニング

 

脳の前頭葉(思考や判断をつかさどる部分)を鍛えるトレーニングです。

 

一見簡単なようで、実は意外と難しいと評判です。

 

はじめはうまくできなくても、毎日続けることで確実に脳が鍛えられます。

 

 

1 準備するもの

・ストップウォッチなど「秒」を計ることのできる時計

・色読み脳トレーニングシート

 

 

色読み脳トレーニングシートは、こちらからダウンロードできます。

 

色読み脳トレーニングシート[PDF:35.7KB]

 

 

2 やり方

 

① シートの1行目から5行目までを、指示された読み方で読んでいきます。

 

・1行目、3行目、5行目は、文字の「色」を読みます。読み方に惑わされないようにしましょう!

 

 

 

・2行目、4行目は文字を「書かれているとおりに」読みます。文字の色に惑わされないようにしましょう!とっさの頭の切り替えが大切です。

 

② 読み終わるまでにかかった時間を計ります。かかった時間が短いほど「脳年齢」が若いと言われています。30代の脳を目指して頑張りましょう!!

 

 

60秒以内 70代の脳年齢
50秒以内 60代の脳年齢
30秒以内 40代の脳年齢
25秒以内 30代の脳年齢

 

※この脳年齢はあくまで目安です。

 

 

 

 

 

 

早口言葉で脳トレーニング

 

皆さんおなじみの「早口言葉」。

 

大きな声を出して、繰り返し読むことで聴覚も刺激され、脳の活性化が期待できます。

 

口の周りの筋肉が鍛えられるので、食べ物が飲み込みやすくなる、声が出しやすくなる、呼吸がしやすくなるなどの効果もあり、お手軽な割にお得な脳トレメニューです。

 

                                          

① 初級編

 

「 生麦 生米 生卵 」

( なまむぎ なまごめ なまたまご )

 

「 赤巻紙 青巻紙 黄巻紙 」

( あかまきがみ あおまきがみ きまきがみ )

 

「 スモモも 桃も 桃のうち 桃も スモモも 桃のうち 」

( すももも ももも もものうち ももも すももも もものうち )

 

 

② 中級編

 

「 派出所で手術中 」

( はしゅつじょでしゅじゅつちゅう )

 

「 東京都特許許可局 」

( とうきょうと とっきょきょかきょく )

 

「 生なまず 生なまこ 生なめこ 」

( なまなまず なまなまこ なまなめこ )

 

 

③ 上級編

 

「 七生麦 七生米 七生卵 」

( なななまむぎ なななまごめ なななまたまご )

 

「 お綾や親にお謝り お綾や八百屋にお謝りとお言い 」

( おあやや おやに おあやまり おあやや やおやに おあやまりと おいい )

 

「 この竹垣に竹立てかけたのは 竹立てかけたかったから 竹立てかけた 」

( このたけがきに たけたてかけたのは たけたてかけたかったから たけたてかけた )

 

 

④ 番外編

 

お口周りの老化度をチェックしてみましょう。

 

5秒以内を目安にして、次の文章を3回繰り返して言ってみてください。

 

「 パピプペポ タチツテト ガギグゲゴ 」

 

あまりうまく言えなかった方は、ちょっと老化現象が進んでいるそうです。

 

・パピプペポが難しい方 → 唇の老化

・タチツテトが難しい方 → 舌の老化

・ガギグゲゴが難しい方 → のどの老化

 

阿南市版「いきいき健口体操」で、元気なお口を取り戻しましょう。

 

食事の前に行うとさらに効果的です。

 

 

 

 

 

 

 

 

手を使った脳トレーニング

 

人間の手には非常に多くの神経が通っていて、それらは脳につながっています。

 

このため、「手は第2の脳」とも言われています。手や指先をしっかり動かして、脳を活性化させましょう。

 

 

① トントン、すりすり

 

・このトレーニングは、椅子に座って行います。

 

・右手をグーに握り、一定のリズムで右太ももを叩きます。

 

・左手はパーに開き、右手と同じリズムで左太ももをさすります。

 

・できるようになったら、右手と左手を入れ替えてやってみましょう。

 

 

 

【上級編】

 

・数を数えながら、5つ刻みで右手と左手を入れ替えます。これを何回か繰り返してみましょう。

 

 

【超上級編】

 

・両手を太ももにつけず、少し浮かせてやってみましょう。簡単だと思っていたことが急に難しくなりませんか?

 

 

 

 

② 指折りトレーニング

 

・指を折って数を数えていきます。

 

・右手は親指から、左手は小指から数を同時に数えていきます。

 

 

・左右を入れ替えながら、繰り返し行いましょう。

 

 

 

 

③ 指さしトレーニング

 

・両手をグーに握り、右手は親指を立てます。左手は人差し指を立てて、右手を指します。

 

 

・今度は逆に、左手の親指を立てます。右手は人差し指を立てて、左手を指します。

 

 

・これを繰り返すトレーニングです。慣れてきたら、手を入れ替えるスピードを上げてみましょう。

 

 

 

④ デュアルタスクトレーニング

 

・デュアルタスクは「二重課題」や「ながら動作」とも呼ばれ、認知症予防に高い効果があると言われています。

 

・同時に2つの動作を行うことで、トレーニングの効果をアップさせることができます。

 

・上記3つのトレーニングを「歌をうたいながら」やってみましょう。リズムに合わせて手を動かすことが重要です。

 

 

【デュアルタスクトレーニングの例(かたつむり)】

 

・左手をチョキ、右手をグーにして、右手を左手の上に乗せます。かたつむりのような形になります。

 

 

・今度は右手と左手を入れ替えます。

 

 

・この動きを、童謡「かたつむり」を歌いながら繰り返します。歌に合わせてリズムよく行いましょう。

 

 「でんでんむしむし かたつむり~♪」

                                                                                        

 

 

 

 

新聞紙を使った脳トレーニング

 

いらなくなった新聞紙も、ちょっとしたアイデアで脳トレグッズに生まれ変わります。

 

エコな脳トレ、さっそくやってみましょう。

 

                                

                                 

 

① 漢字探しトレーニング

 

・新聞紙の中から特定の漢字を探すトレーニングです。

 

・「木へんの漢字」、「さんずいへんの漢字」、「くさがんむりの漢字」など、自分で決めた条件に当てはまる漢字を探します。

 

・探していた漢字が見つかったときの喜びと驚きが脳の活性化につながります。

 

 

 

② 新聞紙ちぎりトレーニング

 

・1枚の新聞紙をできるだけ細く、長-くちぎるトレーニングです。

 

・新聞紙の端の方から、輪郭をなぞっていくように細長くちぎり、1本のひものようにしていきます。

 

・途中でちぎれてしまわないように、力加減がとても重要!考えながら指先を使うことで、脳が刺激されます。

 

 

 

 

③ 足を使った新聞紙折りたたみトレーニング

 

・丸めておいた新聞紙を床に置き、足だけを使って広げていきます。

 

 

 

・広げ終わったら、今度は足だけで折りたたんでいきます。できるだけ小さく小さく折りたたんでいきましょう。

 

 

 

 

 

 

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保健福祉部 地域共生推進課
TEL:0884-22-3440

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