阿波公方・民俗資料館(阿波公方館跡)

公開日 2026年04月01日

阿波公方・民俗資料館(阿波公方館跡)

もう一つの将軍家が、この地にいた。

室町幕府 足利将軍家ゆかりの地  —  阿南市那賀川町

京都で栄華を誇った室町幕府の将軍・足利家。その一族が、京を遠く離れたここ阿南の地で、長きにわたって暮らしていたことをご存じでしょうか。阿南市那賀川町は、一級河川・那賀川の河口に広がる穀倉地帯であり、そして「阿波(平島)公方」ゆかりの地。かつての阿波公方館跡に、今も往時をしのぶ「阿波公方・民俗資料館」が建っています。教科書には載らない、もう一つの将軍家の物語がここにあります。

阿波公方の歴史

初代阿波公方の誕生

1534年(天文3年)、室町幕府第10代将軍・足利義稙の養子である義冬(義維)は、足利家とゆかりの深い天龍寺領であった平島庄(現在の阿南市那賀川町)に居を構えました。平島の地には良質の港があり、上洛の機をうかがうには絶好の場所だったのです。この義冬が、初代「阿波公方」でした。

14代将軍・足利義栄の出生地

義冬の子・義栄は、この地より畿内へ上り、室町幕府第14代将軍となりました。京の中央から離れた阿波の地から、将軍が生まれたのです。

漢文学の中心地として、そして今へ

その後、1805年(文化2年)に第9代阿波公方・義根が阿波国を退去するまで、居館「平島館」には高名な文人が出入りし、阿波南方における漢文学の中心地の観を呈すなど、文化・学術面にも大きな影響を与えました。公方が平島の地を去って約200年。館は残っていませんが、室町幕府10代・14代将軍をはじめ歴代阿波公方の墓石が残り、幾多の伝承とともに、往年の面影をしのばせています。

1階展示 〜 昔なつかしい農具・漁具・民具

資料館の1階では、この地で人々が使ってきた昔なつかしい農具・漁具・民具の数々を展示しています。那賀川の河口に広がる穀倉地帯ならではの農の道具、海と川の恵みを支えた漁の道具、そして日々の暮らしを彩った民具。手に取るように伝わる当時の生活の息づかいに、どこか懐かしさを覚えます。将軍家の歴史とあわせて、この地に生きた人々の暮らしにも、ぜひ触れてみてください。

 

阿波公方・民俗資料館

阿波公方の歴史や、ゆかりの品々、昔の暮らしの道具を伝える資料館です。令和6年には展示の一部リニューアルも行われました。将軍家の物語と、この地に息づいた人々の暮らしに、ぜひ触れてみてください。観覧は無料です。

阿波公方・民俗資料館の詳細を見る ▶

ご利用案内

住所 阿南市那賀川町古津339
開館時間 午前9時~午後4時30分
開館日 毎週金曜日・土曜日・日曜日および祝日
休館日 毎週月曜日~木曜日、年末年始(12/29~1/3)、特別整理日
観覧料 無料
駐車場 5台

※令和8年4月1日より、開館日・観覧料などが変更されています。最新の情報は上記「詳細を見る」からご確認ください。

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地図

お問い合わせ

産業部 観光交流課
TEL:0884-22-7404