光のまち～発光ダイオードが創る輝かしい未来

阿南市の産業として定着し、飛躍的に成長を続ける発光ダイオード（ＬＥＤ―Light Emitting Diode）の生産。今、阿南市ではこのＬＥＤを使った光のまちづくりで盛り上がっています。

七月二十四～二十六日の阿南の夏まつり期間には富岡商店街を中心に、六十万個のＬＥＤを使った「夢と光のファンタジー」が開催され、商店街の上空にはまさに宝石をちりばめたような「ミルキーウェイ（天の川）」が出現します。その他会場では様々なイベントが催されます。

クリスマスシーズン（十二月二十三～二十六日）には光マンダラＸｍａｓが開催され、メインとなる会場では高さ十メートルの光マンダラドームを中 心に、高さ二十五メートルの巨大ツリーや、一辺七メートルの正三角錐、二十面体オブジェほか、ＬＥＤ八十五万個を使って様々にライトアップされます。また 牛岐城趾公園は十万個のＬＥＤが公園全体を照らし出すほか、阿南駅から公園までの商店街が光の帯で結ばれます。

どちらのイベントもＬＥＤオブジェの制作やイベントの運営が、多くのボランティアによって行われています。
年々イベントの規模は盛大になり、市外からも大勢の人々がつめかけ、ファンタスティックなひとときを楽しんでいます。

この光のイベントは中心市街地を活性化したいという阿南青年会議所の有志たちの活動から始まったものですが、その情熱が多数の人々に伝搬し、 「光のまち阿南」を全国に情報発信する起爆剤となりました。地域の個性を創出し魅力あるまちづくりにつながった、これらの活動と成果が認められ、国土交通 省から平成十七年度「手づくり郷土賞」の認定を受けました。