公開日 2025年07月25日
キラリ輝く 第2回【剣道全国大会小学生団体の部を優勝した阿南市チーム】との対談
- 野村 拓未(のむら たくみ)さん
- 先鋒
- 髙橋 明里(たかはし あかり)さん
- 次鋒
- 大西 光(おおにし こう)さん
- 中堅
- 岩浅 詩(いわさ うた)さん
- 副将
- 宮武 颯詩(みやたけ そうし)さん
- 大将
- 河田 清実(かわた きよみ)さん
- 監督
全国大会を優勝した阿南市チームのみなさんと岩佐市長が対談
キラリ輝くの第2回目は、 3月28日から30日までの3日間、大分県で開催された第47回全国スポーツ少年団剣道交流大会の団体戦で見事優勝を飾った徳島県代表の「阿南市チーム」の「野村 拓未(のむら たくみ)さん」、「髙橋 明里(たかはし あかり)さん」、「大西 光(おおにし こう)さん」、「岩浅 詩(いわさ うた)さん」、「宮武 颯詩(みやたけ そうし)さん」と「河田 清実(かわた きよみ)監督」と対談させていただきました。
剣道をはじめたきっかけや優勝したときの率直な感想や少年少女の剣士から見る阿南市の未来像など、いろんなお話をお伺いしました。
阿南市チーム、そして剣道を通したスポーツの魅力に迫ります!
対談

岩佐市長=市長 野村さん=野 髙橋さん=髙 大西さん=大 岩浅さん=岩 宮武さん=宮 河田さん=河

【市長】
まずは、この度の優勝おめでとうございます。
本日はよろしくお願いします。
【全員】
ありがとうございます。よろしくお願いします。
【市長】
早速ですが、学年と先日の大会における個々のポジションも含めた自己紹介をお願いします。
では、野村さんからお願いします。
【野】
南小松島小学校5年生の野村 拓未(のむら たくみ)です。
先鋒です。
道場は徳島剣清塾 です。
【髙】
羽ノ浦小学校6年生の高橋 明里(たかはし あかり)です。
道場は徳島剣清塾です。
この大会では、次鋒を務めさせてもらいました。
【大】
那賀川中学校1年生の大西 光(おおにし こう)です。
道場は那賀川剣道教室わかあゆ会です。
中堅です。
【市長】
現在は、進学して中学生とのことですが、大会に出場したときはどこの小学校に通っていましたか。
【大】
見能林小学校です。
【岩】
副将の、富岡小学校6年生、岩浅 詩(いわさ うた)です。
道場は徳島剣清塾です。
【宮】
那賀川中学校1年生、宮武 颯詩(みやたけ そうし)です。
大将を務めさせていただいています。
道場は徳島至誠館です。
小学校は、平島小学校に通っていました。
お母さんと練習の見学に行ったとき、河田先生に誘われました【野村】
【市長】
はい。ありがとうございます。
皆さん「凛」とされていて、今回の対談は「フランク」にと言いいながらも、そこが剣道の筋が通った「礼に始まる」というところで、すごいなと思います。
それでは、初めにいろいろと聞かせていただきたいと思います。
まず最初に、「剣道を始めるきっかけ」。なんで剣道を始めたかっていうことを教えてください。
では、野村さんからお願いします。

【野】
5歳のときに、河田先生に誘われたのが、剣道を始めたきっかけです。
【市長】
誘われたのがきっかけなんですね。
ちなみにどういう経緯で誘われたんですか。
【野】
お母さんに練習の見学に連れて行ってもらったときです。
【河】
あの時は、幼稚園か小学生どっちだったかな。
【野】
幼稚園です。
【市長】
幼稚園から始められたんですね。
じゃあ次は、髙橋さんお願いします。
【髙】
年長さんのときに、保育所で河田先生にスカウトされたのがきっかけです。
【河】
保育所にお母さんと一緒に弟さんの迎えに来てて、私も孫の迎えに行ってたので、そこで声をかけたのを覚えてます。
髙橋さんのお母さんが、私が富岡東に居たときにバレーボール部員だったこともあり、偶然会ったので、この子(髙橋さん)は強くなりそうだなと思ってスカウトしました。
【市長】
そうだったんですね。
では大西さんは。
【大】
姉が剣道をしていて、自分も剣道をやりたいと思って入りました。
【市長】
そう思ったのはいつ頃ですか。
【大】
5歳か6歳のときです。
【河】
私の記憶では、確か幼稚園のときに始めましたね。
【市長】
そうなんですね。
では岩浅さんお願いします。
【岩】
お姉ちゃんが先に道場に入ってしてて、楽しそうだったので年長のときに始めました。
【宮】
お父さんと遊びで剣道をしてて、剣道の見学に行きました。
そこには1人しか居なかったので、試しに入って、楽しかったのでそのまま続けました。
【市長】
それはいつ頃のときですか。
【宮】
小学校1年生のときです。
【市長】
皆さん、幼稚園とか、小学校1年生とか始められたんですね。
【河】
そうですね。
ここに居るメンバーでいえば、ほとんどが幼稚園から剣道を始めていますね。
自分の納得できる一本が取れたときに嬉しくなります。【髙橋】

【市長】
そうなんですね。
そしたら、また順番にお聞きしたいんですが、剣道やってて「楽しい」とか「剣道の魅力」ってどんなところに感じますか。
【野】
稽古をしていて、少しずつ成長できるところが楽しいと思います。
【市長】
どんなときに自分が成長したなって感じますか。
【野】
遠征とか行ったときに、勝てなかった相手に少しずつ勝てるようになってきたときに、成長を感じます。
【市長】
なるほど。
そこが魅力というか楽しいところなんですね。
では、髙橋さんはどうですか。
【髙】
試合稽古で勝てたときに楽しいなって思います。
特に、自分の納得ができる一本が取れたときに嬉しくなります。
【市長】
納得ができる一本というのはどういう技が決まったときに、そう思いますか。
【髙】
「相面」とか、「引き技」とかが決まったときです。
【河】
やっぱり当たったら、いい音がするんですよ。
そしたら審判も「あっ」と思って、(旗を)上げてくれるので。
やっぱり一本が上がる「打ち」っていうのは、すべて気持ちがいいと思いますよ。
【市長】
そうなんですね。
では、続いて大西さんお願いします。
【大】
自分で考えて技を打った「打ち」が当たったときとか、剣道を通して友達ができるところとか魅力に感じます。
【市長】
なるほど。
岩浅さんはどうですか。
【岩】
試合で一本取ったときや、勝ったときの達成感です。
【市長】
そうなんですね。
宮武さんは。
【宮】
遠征とかで、有名な人達に勝ったりしたら嬉しくなります。
【市長】
全国大会とか、同じ学年とかでも名が通った人、有名な選手とか居られるんですね。
そしたら今回の優勝で皆さんの名が知れて、逆に追われる側になったと思います。
なかなか負けられないようになるとは思いますが頑張ってください。
私もちょこっとだけ剣道をしていた時期があって、小学校4年から5年生の途中くらいまでですが。

だからこの場所(阿南市那賀川B&G海洋センター武道館)にも、剣道の大会で来たことがあって、みなさんのお話を聞いているとその時のことを思い出します。
だから、なんとなくではありますが、みなさんが言っている「一本を取る」という感覚もわかります。先ほど河田先生が仰られたように、決まると「音」も全然違うし、そこで審判3人が揃って「バッ!」と旗を上げると、やっぱり気持ちがいいものと思います。だからこそ、「やった!」という自分の中の達成感が生まれると感じています。
でも、今もそうかもしれませんが、昔、試合に勝ってガッツポーズした人が負けって言われた人が居るんですけど。
【河】
試合場の中でガッツポーズすると取消されるんですよ。
剣道は、負けた相手を「思いやる」気持ちが大切で、「やったぞ!」という気持ちを出すと言葉は悪いですが「見苦しい」と判定されます。
だから「一本」を決めたとしても厳かに構えるというのが、剣道では相手に対する礼儀だと教えています。
練習を積み重ねることでチームとしての勝ち方がわかってきた【宮武】
【市長】
強い相手に勝ったら「よっしゃ!」という気持ちを出したくなってしまうかもしれませんが、剣道の「礼に始まり、礼に終わる」というのは本当にすごいなと思います。
みなさんはこれから追われる立場になりますが、引き続き頑張ってほしいなと思います。
それでは次の質問になりますが、皆さん日々練習をされていると思います。練習の中での思い出を教えてください。
【野】
このチームで遠征に行ったときに、楽しく話がたくさんできたのが思い出です。
【髙】
練習を積み重ねるごとにチームワークが深まっていって、仲間と仲良くいろんなことが話せるようになったことが思い出です。
【大】
仲良くコミュニケーションを取りながら練習をして、勝ち方などをみんなで一緒に考えたことです。
【岩】
練習を重ねて、チーム全員で遠征などに行くことで、チームワークが良くなったことで、みんなで最後まで仲良くできたことが思い出です。
【宮】
このチームでたくさん練習などを重ねることで、チームとしての勝ち方などがわかってきたことで全国大会を優勝することができたことです。
【市長】
ありがとうございます。
やっぱり団体戦ということは、先鋒から5人で勝ち取る試合となるので、それぞれの役割が重要になってきますよね。
誰かが負けても、そこから追いつき、逆転するというのは団体戦ならではですし、チームとしての「勝ち」になるので、このチームワークの良さを大切にしてもらいたいと思います。
【河】

私は監督を何十年もやらせていただいています。高校が長くて、小学校は今回で2回目になります。
特に今回は、前二人でつないで、中堅が負けたとしても、副将で取り返して、大将が決める。また、大将が負けても代表選で大将がやり返す。強い相手には、先鋒・次鋒・中堅で勝負を決める。
こういう風に、誰かが負けたら、誰かが勝つ。誰かが引き分けたら次の者が勝つ。必ず取り返していって、常に大将戦までにリードしてつなげた。決勝戦は五分で大将だったんですけど、見事に大将が決めてくれました。
本当に、つないで勝つチームだったなと思います。
今回は、私が前回監督したときとは違って、選手が所属している道場の指導者に声掛けさせていただいて、2か月程度専属で稽古をさせていただくようにしました。そこでガンガン練習して、ガンガン遠征に行ったおかげで、先ほど選手が言っていた「良いチームワーク」を築くことができたのではないかなと考えています。
そのチームワークの中で、お互いに話をして、今回のような戦い方になったのではないかと思っています。
決してずば抜けて強いチームではないんですけど、本当に「接戦」、「接戦」、「僅差」で勝ち抜く。そういうチームであったと思います。
自分が一本取れば勝ちの状態で、一本を決めることができた準決勝【大西】
【市長】
なるほど。
そうしたら、皆さんは全国大会を経験されたと思います。全国大会でいろんな試合をされたと思いますが、「一番思い出に残っている試合」はどの試合だったのかっていうのと、みんなで難しい試合などを乗り越えて全国優勝をして、純粋に今どんな気持ちかという2点を教えてください。
【野】
準々決勝の鹿児島戦が印象に残っています。理由は返し胴で一本勝ちをすることができて嬉しかったです。
【市長】
全国大会優勝できてどんな気持ちですか。
【野】
とても嬉しくて自信になりました。
【市長】
自信になったんですね。
では、髙橋さんはどうですか。
【髙】
準決勝の愛媛戦です。愛媛チームの副将と大将が強くて、前で取らないといけない状況だったんですけど、チームを勝てるようにしないとという思いで一本取れたことが心に残っています。
全国大会優勝できて、とても嬉しい気持ちとこれからの自分の剣道に自信がつきました。
【市長】
ありがとうございます。
では、大西さんお願いします。
【大】
準決勝の愛媛戦です。自分が一本取れば勝ちの状況で回ってきたので、そこで一本を決めることができて良かったです。
【河】
結局この試合は、前3人が勝って、後ろ2人は負けたんですよ。
大西君が決めてくれたので良かったです。
【市長】
貴重な1勝だったんですね。
【大】
全国大会で優勝して、自分の自信にもつながったし、優勝できてとても嬉しかったです。
二本決めて全国優勝に貢献できた決勝戦【岩浅】
【市長】
ありがとうございます。
では、岩浅さんはどうですか。

【岩】
一番印象に残っているのは決勝戦です。
最初のところで、面から胴を決めることができて、二本目で面を取ることができました。
チームの優勝に貢献することができたので、とても心に残っています。
優勝できてとても嬉しかったのと、今までは徳島県は去年までベスト4に入れてなかったので、全国から見て剣道があまり強いイメージが無かった県だったんですけど、この優勝をきっかけに徳島県の剣道がもう少し盛り上がればいいなと思っています。
【市長】
ありがとうございます。
では、宮武さんどうですか。
【宮】
印象に残っている試合は、準々決勝の鹿児島戦です。
一回負けてしまい、代表決定戦で勝敗を決めることになり、負けた相手ともう一度試合をすることになりました。
すごく緊張しましたが、勝つことができてすごく嬉しかったです。
優勝することができてすごく嬉しかったし、優勝したことによってモチベーションが上がりました。
【市長】
よくわかりました。
【河】
私もあの時は、負けたと思いました。
一本先取ったんですよ。引き分けでも勝ちだったんですが、終了間際に二本取り返されてしまい、代表決定戦になりました。
今回の代表決定戦は、誰が試合するかをくじで決めることになり、くじを引くと「大将」となったので、もう一度大将同士の戦いとなりました。
相手の大将は、動きも構えも良くてめちゃくちゃ強かったのでこれは厳しいかなと思っていましたが、見事勝つことができました。
【市長】
ありがとうございます。
それでは、あと何点か聞かせていただきたいと思います。
みなさんが全国優勝をしたことで、もちろんチームとしても名前が全国に広まり、追われる立場になったと思います。
先ほども言われていましたが、全国で見て徳島県の名前が出てなかった中で、今回の優勝のおかげで徳島県の名前が知られるようになり、その中で「阿南」というのも広がることは、私としても嬉しいです。
そこで、今までの質問とは変わりますが、みなさんが「阿南」の好きなところはどこですか。
食べ物でもいいし、面白い場所の話でもいいし、阿南の好きなところを教えてください。
あとこれから「阿南」という町がこんな風になったらいいなということも聞かせてください。
【野】
野球が強くて、スポーツが盛んなところが魅力だと思います。
【市長】
なるほど。
そしたら、これからどんな阿南市になってほしい思いますか。
【野】
地震や災害に強い阿南市になってほしいと思います。
【市長】
そうですよね。流石の答えですね。
では、髙橋さんお願いします。
【髙】
住みやすいところと、自然豊かなところが好きです。
冷暖房設備が付いた体育館を作ってほしいと思っています。
あと剣道の防具屋さんも作ってほしいです。
【市長】
阿南には防具屋さん無いんですね。
【河】
徳島市内まで行かないと無いんです。
【市長】
そうなんですね。
では、大西さんお願いします。
【大】
山も海もあって自然豊かで、あとマスコットキャラクター(あななん)がいるところです。

【市長】
ありがとうございます。
あとはどんな阿南になればいいなと思いますか。
【大】
もうちょっと都会っぽくしてほしいです。
【市長】
どんな都会っぽくしてほしいとかありますか。
【大】
見上げれるビルがほしいです。
【市長】
なるほど。
岩浅さんはどうですか。
【岩】
良いところは、海や山とかの自然が豊かなのとアグリあなん球場などのスポーツ施設もあって、自分たちが好きなことに取り組めることができるところです。
大きな大会を開催することができる武道場がほしいです。
【市長】
最後に、宮武さんお願いします。
【宮】
自然豊かで、みんな積極的で話しやすいところが良いとこだと思います。
あとは、もう少しだけ都会になってスタバ(スターバックスコーヒー)ができてほしいです。
カッコいい剣士だなと憧れてもらえる人になりたい【宮武】
【市長】
なるほど。
みなさん剣道に打ち込まれているから体育館とか武道館とか作ってほしいっていう意見も多かったと思うんですけど、遊ぶところとかお買い物行くところとかもほしいという声もよく聞きます。
今後もみんなが楽しめるようなまちづくりをしていきたいと思ってます。
また、みなさんは今、小学生、中学生で、これから大きくなって、高校や大学に進学するなどして一旦阿南を離れて県外に行くこともあるかと思いますが、それでも、またいつか阿南に戻ってきて住んでほしいなと思っています。そのためにも、住みやすい阿南をつくっていこうと考えているので、いろんな意見を聞かせてくれたら嬉しいです。
最後になるんですけど、今回のこの取材は、「キラリ輝く」というコーナーでみなさんを広くたくさんの方に紹介する企画となっています。そこで、これからも、もっとみなさんにはキラリと輝いてほしいと思いますが、今後剣道でどのように輝いていきたいですか。
【野】
これからもっと練習を重ねて、自分の技を磨いて、たくさんの試合で勝てるようになりたいです。
【髙】
小さい子のお手本になれるような剣士になることと、チームに貢献できる剣士になりたいです。
【市長】
はい。ありがとうございます。
大西さんお願いします。
【大】
中学校でも努力をして、全中(全国中学校体育大会)に行って優勝できるよう頑張りたいです。
【岩】
来年も全国大会に出場して連覇したいと思っているのと、いろんな人から目標とされる人になりたいです。
【市長】
ありがとうございます。
最後、宮武さんはどうですか。
【宮】
みんなに、「カッコいい剣士だな」とか「ああいう剣士になりたい」とかたくさんの人に憧れてもらえる人になりたいです。
【市長】
ありがとうございます。
それぞれ皆さんからお話を聞いて、様々な想いや目標を掲げて日々練習に取り組まれていることがよくわかりました。
これからもみなさん一人ひとりに、もっともっと輝いてもらいたいと思っています。
そのためには、自分自身が納得できる技を磨いたり、充実した日々を過ごすことが大事だと思っています。
そしてみなさんの後を追いかけてくる剣士たちに、カッコいいと思ってもらえる、憧れの的となれるよう成長して、輝き続けてもらいたいと思います。
みなさんこれからも頑張ってください。
【全員】
はい。