水道水は安全です! ~あなんの水道水における有機フッ素化合物(PFAS)~

公開日 2025年01月06日

 

阿南市の水道水における有機フッ素化合物(PFAS)については、国の定める暫定目標値を大きく下回っており、水道水の安全性を確保しています。安心してご利用ください。

 

阿南市水道事業の水質検査結果(PFAS)

阿南市水道部では水道水について、『水道水質検査計画』に基づき定期的に水質検査を実施しています。

有機フッ素化合物(PFAS)についての水質検査結果は、次のとおりです。

 

令和6年度_PFOS及びPFOA水質検査結果[PDF:147KB]

 

今後も引き続き、国の動向に注視しながら監視を継続し、安全・安心な水道水をお届けしてまいります。

 

有機フッ素化合物(PFAS)とは?

 有機フッ素化合物とは炭素とフッ素の結合した有機化合物であり、 そのうち、ペルフルオロアルキル化合物及びポリフルオロアルキル化合物を総称して「PFAS」(ピーファス)と呼び、1万種類以上の物質があるとされています。

 PFASの中でも、PFOS(ピーフォス:ペルフルオロオクタンスルホン酸)及びPFOA(ピーフォア:ペルフルオロオクタン酸)は、幅広い用途で使用されてきました。具体的には、PFOSについては、半導体用反射防止剤・レジスト、金属メッキ処理剤、泡消火薬剤などに、PFOAについては、フッ素ポリマー加工助剤、界面活性剤などに主に使われてきました。

 2009年以降、環境中での残留性や健康影響の懸念から、国際的に規制が進み、現在では、日本を含む多くの国で製造・輸入等が禁止されています。(PFOSは2010年、PFOAは2021年)
 日本国内で、新たに作られることは原則ありませんが、分解されにくい性質があるため、今も環境中に残っており検出される事例が発生しています。

 

 

PFOS及びPFOAの暫定目標値

 国は、水道水について、2020年にPFOS及びPFOAを「水質管理目標設定項目」*1に位置付け当時の科学的知見に基づき安全側に立った考え方を基に、暫定目標値*2として「PFOS及びPFOAの量の和として、50ng/L*3(=0.000050mg/L)以下」と設定しています。

 また、水道事業体には飲料水中のPFOS及びPFOAが暫定目標値を超えることがないように管理することが求められています。

 

*1 水質管理目標設定項目とは…

水道水中での検出の可能性があるなど、水質管理上留意するべき項目です。

将来にわたり水道水の安全性の確保などに万全を期する見地から目標値が設定されています。

*2 暫定目標値とは…

体重50kgの人が水を一生涯にわたって毎日2リットル飲用したとしても、この濃度以下であれば人の健康に悪影響が生じないと考えられる水準を基に設定されたものです。

*3 ng/L(ナノグラムパーリットル)とは…

水1リットル中に10億分の1g(グラム)のことであります。

50ng/Lは、小学校にあるプール(25m×12m×1m)1杯分の水に耳かき1杯(0.015g)を入れた量に相当します。

 

人の健康への影響

 PFOS及びPFOAは、コレステロール値の上昇、発がん、免疫系等との関連が報告されていますが、どの程度の量が身体に入ると影響が出るのかについてはいまだ確定的な知見はありません。

 現在、PFOS及びPFOAの摂取が主たる要因とみられる個人の健康被害が発生したという事例は、国内において確認されていませんが、国は引き続き最新の科学的知見に基づき、暫定目標値の取扱いについて、専門家による検討が進められています。

 

PFASに関する詳しい情報

PFOS及びPFOAに関する詳しい情報は、下記のホームページをご覧ください。

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お問い合わせ

水道部 水道課
TEL:0884-22-0587
FAX:0884-23-6073

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