公開日 2024年08月15日
1.運営推進会議とは
運営推進会議は、地域密着型サービス事業者が、利用者、地域の代表者、市町村職員等に対し、提供しているサービス内容等を明らかにし、地域に開かれたサービスとすることにより、次の事項を主な目的として、各事業者が自ら設置すべきものとされています。
(1)運営の透明性の確保
(2)サービスの質の確保
(3)事業所による「抱え込み」の防止
(4)地域との連携の確保
2.構成員
基準省令において次の者と明記されています。
- 利用者
- 利用者の家族
- 地域住民の代表者(町内会役員、民生委員、老人クラブの代表者等)
- 市町村職員又は地域包括支援センターの職員
- 事業者が提供するサービスについて知見を有する者
3.対象事業所と開催頻度
サービス種別によって次のとおりになっています。
サービス種別 | 開催頻度 |
---|---|
地域密着型通所介護 認知症対応通所介護 定期巡回・随時対応型訪問介護看護 |
おおむね6か月に1回以上 |
小規模多機能型居宅介護 看護小規模多機能型居宅介護 認知症対応型共同生活介護(グループホーム) 地域密着型特定施設入居者生活介護 地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護 |
おおむね2か月に1回以上 |
4.開催について
会議の出席依頼は、日時、場所及び内容を明らかにし、おおむね4週間前までに、メール・FAX等で依頼してください。
また、参加者の調整及び適切な開催を確保するため、あらかじめスケジュールを明示していただくようお願いします。
5.会議の議題
運営推進会議に対して、「活動状況を報告し、評価を受けるとともに、必要な要望、助言等を聴く機会を設ける」ことが義務付けられています。
議題や内容に特に決まりはありませんが、例として次の内容を取り上げることが必要となります。
活動状況の 報告 |
・事業所の運営状況の報告 (利用者数や介護度別利用者の推移など) ・サービス内容やレクリエーション、行事の取り組みの報告 ・今後の予定 |
地域との連携に 関すること |
・地域やボランティア等との連携及び協力、地域行事の参加について ・自治会や老人会、子供会等との交流や地域イベントの共同開催 ・地域の課題、利用者の社会参加の促進 ・防災活動の取り組み(避難訓練など) |
事業所の運営に 関すること |
・ヒヤリハット、事故等の報告とその対応、再発防止策 ・苦情対応と再発防止策 ・従業者の研修に関する報告 ・感染症や食中毒の予防 ・認知症ケア、終末期ケアなどの事例 ・自己評価の結果及びその改善策 ・人員体制や人事異動に関すること |
6.運営推進会議の流れ
事業所において運営推進会議で取り上げる必要がある事項を検討してください。
(1)開会
(2)出席者の紹介
(3)活動状況の報告
(4)ヒヤリハットや事故等の報告及び改善策
(5)その他議題
(6)出席者からの評価や要望等の聴取
(7)意見交換
(8)閉会
7.記録の作成について
下記の報告様式にて14日以内に介護保険課に記録の提出をしてください。
記録は事業所にて、2年間保存してください。
8.公表について
運営推進会議の記録は公表するように定められています。
事業所のホームページに掲載するか、事業所の玄関等の見えやすいところに掲示してください。
また、以下の阿南市のホームページにおいても掲載しております。