公開日 2024年08月05日
※2024年、展示室の一部リニューアルのご案内
解説ボードの追加設置、展示物の追加(阿波公方の御内書や花押、阿南市の近世地図の複製など)を行いました。
皆様のご来館をお待ちしております。
阿南市那賀川町は、一級河川那賀川の河口に広がる穀倉地帯。
そして、阿波(平島)公方ゆかりの地。
かつての平島公方館跡に、阿波公方・民俗資料館は、建てられました。
阿波公方の歴史
1534年(天文3年)、室町幕府第10代将軍足利義稙の養子義冬は、足利家とゆかりの深い、
天龍寺領であった平島庄(現在の阿南市那賀川町)に居を構えました。
平島の地には良質の港があり、上洛の機をうかがうには絶好の場所でありました。
この義冬が初代「阿波公方」で、義冬の子、義栄は、この地より上洛し、室町幕府第14代将軍となったのです。
その後、1805年(文化2年)、第9代阿波公方義根が阿波国を退去するまでの間、
「阿波公方」の居館「平島館」には、高名な文人が出入りするなど、阿波南方における漢文学の中心地の観を呈し、
文化・学術面にも大きな影響を与えました。
公方が平島の地を去って約200年。阿波公方の住んだ「平島館」は残っていませんが、
(その一部は小松島市地蔵寺などに残っています。)、室町幕府10代、14代将軍をはじめ
歴代阿波公方の墓石を残し、幾多の伝承を伝えて、往年の面影をしのばせています。
開館時間 午前9時から午後4時30分
入館料
区 分 | 個人 | 団体(20人以上) |
大 人 | 200円 | 100円 |
中学生以下 | 無料 |
休館日
毎週月曜日
国民の祝日
12月29日から翌年の1月3日までの日
その他、特に定める特別整理日
令和6年度(2024)のイベント予定
●展示解説