緊急地震速報の発表基準の変更について(2月3日追記)

公開日 2023年02月03日

 令和5年2月1日から、気象庁は緊急地震速報の発表基準に長周期地震動の予測を追加しました。これに伴い、長周期地震動の階級3以上の揺れが予測された場合、テレビや緊急速報(エリア)メール等で緊急地震速報が発表されます。

 本市では長周期地震動の階級3以上の揺れが予測された場合、震度3以下でも緊急地震速報(Jアラート)と連動し、防災行政無線、阿南市公式LINE、登録制メール、ケーブルテレビ自主放送チャンネルに発信されます。

 

変更内容

 

 これまで緊急地震速報は、震度の予想によって発表してきました。令和5年2月1日より、発表基準に長周期地震動階級の予想値を追加して提供することとし、長周期地震動階級3以上を予想した場合でも、緊急地震速報(警報)※を発表します。

 

               緊急地震速報(警報)の発表基準

※緊急地震速報(予報)の発表条件には、長周期地震動階級1以上を予想した場合を追加します。

 

 

どのように伝えるか

 

 緊急地震速報の発表基準に長周期地震動階級が加わりますが、緊急地震速報発表の流れは変わらず、区別せずにお伝えします。

 緊急地震速報の内容として、

 

  ・長周期と短周期でとるべき行動に違いが無い

  ・猶予時間が限られる

  ・長周期地震動階級で緊急地震速報が発表される頻度は少ない

  ・長周期地震動階級3以上の場合は震度3以上が観測されることが多い

 

 ということからも、現行の緊急地震速報と同様にまずは身を守る行動をお願いします。

 

 

 詳しくは、気象庁ホームページ(外部リンク)~緊急地震速報の発表基準の変更について~

 

 

長周期地震動とは

 

 大きな地震で生じる、周期(揺れが1往復するのにかかる時間)が長い大きな揺れのことを長周期地震動といいます。 長周期地震動により、高層ビルは大きく長時間揺れ続けることがあります。また、長周期地震動は遠くまで伝わりやすい性質があり、 地震が発生した場所から数百kmはなれたところでも大きく長く揺れることがあります。 長周期地震動による大きな揺れにより、家具類が倒れたり・落ちたりする危険に加え、大きく移動したりする危険があります。

 

 

長周期地震動階級

 

 地震時の人の行動の困難さの程度や、家具や什器の移動・転倒などの被害の程度を基に長周期地震動による揺れの大きさを4つの階級に区分した長周期地震動階級 という指標 です。

 

 

 

 詳しくは、気象庁ホームページ(外部リンク)~長周期地震動について~

 

 

長周期地震動への備え

 

 家具の転倒・滑動の防止は重要な減災対策であり、長周期地震動対策としても有効です。

 屋内での防止策の例が提案されていますので、長周期地震動に備え、災害対応力をより一層向上させましょう。

 

   出典元:東京都都市整備局市街地建築部建築指導課

  【長周期地震動対策を進めるために(超高層建築物等の所有者等の皆様へ)】

 

 

緊急地震速報を見聞きしたら

 

 緊急地震速報は、情報を見聞きしてから地震の強い揺れが来るまでの時間が数秒から数十秒しかありません。 その短い間に身を守るための行動を取る必要があります。


 緊急地震速報を見聞きしたときの行動は、まわりの人に声をかけながら「周囲の状況に応じて、あわてずに、まず身の安全を確保する」ことが基本です。

 

 

 詳しくは、気象庁ホームページ(外部リンク)~緊急地震速報を見聞きした時は~

お問い合わせ

危機管理部 危機管理課
TEL:0884-22-9191
FAX:0884-28-9884