ヒトパピローマウイルス感染症(子宮頸がん予防)ワクチンについて

公開日 2025年05月01日

キャッチアップ接種の延長(条件付き)について

令和6年夏以降にワクチンの需要が大幅に拡大し、メーカーによるワクチンの限定出荷が行われた状況を踏まえ、次の2つの条件に該当する方は、令和8年3月31日まで、残りの接種を無料で受けることができます。

 
〈条件1〉

平成9年4月2日~平成21年4月1日生まれの女性

 

〈条件2〉

令和4年4月1日~令和7年3月31日までにHPVワクチンを1回以上接種している方

 

※該当する方で、令和7年4月1日以降に残りの接種を希望される場合は、お持ちの予診票(右上に「接種可能期間令和7年3月31日まで」と記載)をそのままご使用いただけます。また、予診票を紛失された方は保健センターで再発行します(母子健康手帳が必要です。)

HPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチンの定期予防接種について

 HPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチンの予防接種は、平成25年4月1日より定期接種として実施していますが、持続的な疼痛が接種後に特異的に見られたことから、同年6月14日から積極的な接種勧奨を差し控えていました。この度、令和3年11月26日付け、厚生労働省の通知により、接種勧奨を再開することになりました。これは国の検討部会において、HPVワクチンの安全性について特段の懸念が認められないことが確認され、接種による有効性が副反応のリスクを明らかに上回ると認められたためです。

 

  HPV(ヒトパピローマウイルス)は、性的接触のある女性であれば50%以上が生涯で一度は感染するとされている一般的なウイルスです。子宮頸がんを始め、肛門がん、膣がんなどのがんや尖圭コンジローマ等多くの病気の発生に関わっています。特に、近年若い女性の子宮頸がん罹患が増えています。

 

 HPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチンは、早い年齢で接種するほど、子宮頸がんの予防効果が高いとされていますので、接種を希望される方は早めにご検討ください。

 

定期接種対象者

①小学6年生から高校1年生に相当する年齢の方

 令和7年度は、平成21年4月2日から平成26年4月1日までに生まれた女子

 ※標準的な接種年齢は中学校1年生です(予診票は中学校1年生の4月~5月頃に送付します)

 

②積極的接種勧奨の差し控えにより接種機会を逃した方(キャッチアップ接種対象者)

 次の2つの条件に該当する方は、令和8年3月31日まで、残りの接種を無料で受けることができます。

 〈条件1〉

 平成9年4月2日~平成21年4月1日生まれの女性

 

 〈条件2〉

 令和4年4月1日~令和7年3月31日までにHPVワクチンを1回以上接種している方

 

接種期限

・平成21年4月2日から平成26年4月1日生まれの女子は、高校1年生相当の3月31日まで

・平成9年4月2日から平成21年4月1日生まれの女性で条件に該当する方は、令和8年3月31日まで

 

予診票の送付について

生年月日
送付時期
平成9年4月2日~平成22年4月1日生まれの女性 令和4年
平成22年4月2日~平成23年4月1日生まれの女子 令和5年
平成23年4月2日~平成24年4月1日生まれの女子 令和6年
平成24年4月2日~平成25年4月1日生まれの女子 令和7年4月

※転入等で既に接種済みの方にも、予診票を送付する場合があります。母子健康手帳及び接種済証を御確認のうえ、未接種の回数分のみの接種をご検討ください。接種済みの予診票は処分していただきますよう、お願いいたします。

※キャッチアップ接種条件付き延長の対象に該当する方で、令和7年4月1日以降に残りの接種を希望される場合は、お持ちの予診票(右上に「接種可能期間令和7年3月31日まで」と記載)をそのままご使用いただけます。また、予診票を紛失された方は保健センターで再発行します(母子健康手帳が必要です。)

接種費用

無料

※接種期限を過ぎると、有料になります

 

ワクチンの種類について

ワクチンは3種類あります。 

サーバリックス(2価ワクチン):子宮頸がん患者から最も多く検出されるHPV16型及び18型のウイルス様粒子を含んでいるワクチン

ガーダシル  (4価ワクチン):HPV16型及び18型に尖圭コンジローマの原因ともなる6型及び11型も加えられたワクチン

シルガード9 (9価ワクチン):4価ワクチンに子宮頸がん等の原因となる他の5種類(HPV31型、33型、45型、52型、58型)も加えられたワクチン

 

 ※2023年4月から、シルガード9(9価ワクチン)も無料で受けられるようになりました。

 ※同じワクチンで合計3回接種します。

 ※シルガード9(9価ワクチン)については15歳未満で接種を開始する場合、1回目から5か月以上の間隔(標準的な接種間隔は6か月)で2回目の接種を行えば、合計2回の接種方法でも完了させることができます。

 ※接種するワクチンによって、接種スケジュールが異なります。

 ※ワクチンの選択については、医療機関でご相談ください。

  

接種スケジュール

 

 接種場所

市内及び県内の委託医療機関       R7HPV阿南市内委託医療機関[PDF:473KB]

 

持参するもの

 

予診票、母子健康手帳

※医療機関によって取り扱っているワクチンが異なりますので、接種前にご確認ください。

 

注意事項

・この予防接種による効果や副反応について、下記リーフレット等をご覧いただき、接種を受ける本人がよく理解したうえで受けましょう。ご不明な点は、かかりつけ医や接種医療機関にご相談ください。

 リーフレット(R7概要版)[PDF:5.87MB]

 リーフレット(R7詳細版)[PDF:7.19MB]

 リーフレット(接種後)[PDF:1.28MB]

 リーフレット(キャッチアップ)[PDF:585KB]

 

・本人だけでの接種も可能ですが、急な体調変化を来たす恐れもあるため、ご家族の方などの同伴をお勧めします。

・注射の針を刺したときに強い痛みやしびれを感じたり、ワクチンを受けた後に、注射した部分以外のところで痛みや手足のしびれ・ふるえなど気になる症状や体の変化がある場合は、接種医療機関にご相談ください。

 

子宮頸がんの検診を受けましょう

 

予防接種を受けても、子宮頸がん発症を100%予防できるものではありません。20歳を過ぎたら、早期発見のためにも定期的に子宮頸がん検診を受けることが大切です。

 

    

詳しくは 阿南市がん検診ホームページ あるいは保健センターまでご連絡ください。

 

 

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お問い合わせ

保健福祉部 保健センター
TEL:0884-22-1590
FAX:0884-22-1894

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