公開日 2025年01月10日
インフルエンザをはじめとする感染症の予防には「手洗い」「咳エチケット」が有効です。
十分な睡眠・休養をとるなど、自分の体や家族・周りの人の体を守るために心がけましょう。
徳島県内での流行状況
令和7年1月8日時点において、徳島県内全ての保健所管内で警報レベルを超え、 1医療機関あたりのインフルエンザ患者数は、調査が開始された1999年以降過去最高となっています。
インフルエンザ予防のために(厚生労働省ホームページ参考)
インフルエンザを予防する有効な方法としては、以下が挙げられます。
・外出後の手洗い
流水・石鹸による手洗いは手指など体についたインフルエンザウイルスを物理的に除去するために有効な方法であり、インフルエンザに限らず接触や飛沫感染などを感染経路とする感染症の対策の基本です。インフルエンザウイルスにはアルコール製剤による手指衛生も効果があります。
・適度な湿度の保持
空気が乾燥すると、気道粘膜の防御機能が低下し、インフルエンザにかかりやすくなります。特に乾燥しやすい室内では、加湿器などを使って適切な湿度(50~60%)を保つことも効果的です。
・十分な休養とバランスのとれた栄養摂取
体の抵抗力を高めるために、十分な休養とバランスのとれた栄養摂取を日ごろから心がけましょう。
・人混みや繁華街への外出を控える
インフルエンザが流行してきたら、特に御高齢の方や基礎疾患のある方、妊婦、体調の悪い方、睡眠不足の方は、人混みや繁華街への外出を控えましょう。やむを得ず外出して人混みに入る可能性がある場合には、ある程度、飛沫感染等を防ぐことができる不織布(ふしょくふ)製マスクを着用することは一つの防御策と考えられます。
・室内ではこまめに換気をする
季節を問わず、また、新型コロナウイルス対策としても、十分な換気が重要です。
一般家庭でも、建物に組み込まれている常時換気設備※や台所・洗面所の換気扇により、室温を大きく変動させることなく換気を行うことができます。常時換気設備や換気扇を常時運転し、最小限の換気量を確保しましょう。
〈窓開けによる換気のコツ〉
窓開けによる換気は、対角線上にあるドアや窓を2か所開放すると効果的な換気ができます。また、窓が1つしかない場合は、部屋のドアを開けて、扇風機などを窓の外に向けて設置しましょう。
〈冬場における換気の留意点〉
・窓開けを行うと、一時的に室内温度が低くなってしまいます。暖房器具を使用しながら、換気を行ってください。
・暖房器具の近くの窓を開けると、入ってくる冷気が暖められるので、室温の低下を防ぐことができます。なお、暖房器具の種類や設置位置の 決定に当たっては、カーテン等の燃えやすい物から距離をあけるなど、火災の予防に留意してください。
・短時間に窓を全開にするよりも、一方向の窓を少しだけ開けて常時換気を確保する方が、室温変化を抑えられます。この場合でも、暖房によって室内・室外の温度差が維持できれば、十分な換気量を得られます。
・人がいない部屋の窓を開け、廊下を経由して、少し暖まった状態の新鮮な空気を人のいる部屋に取り入れることも、室温を維持するために有効です。
・室温を18℃以上に維持しようとすると、窓を十分に開けられない場合には、換気不足を補うために、HEPAフィルタによるろ過式の空気清浄機を併用することが有効です。
関連情報
・全国インフルエンザ流行レベルマップ (国立感染症研究所):全国のインフルエンザの警報・注意報が出ている地域がわかります。
・徳島県感染症情報センター:徳島県内の感染症警報・注意報レベル情報がわかります。
・令和6年度今シーズンのインフルエンザ総合対策について(厚生労働省)
・令和6年度インフルエンザQ&A(厚生労働省)