公開日 2013年03月18日
吹田文明氏が阿南市名誉市民に選定されました
阿南市名誉市民については、これまでに、女性初の国会議員 紅露みつ氏(昭和43年決定)、 初代阿南市長 澤田紋氏(昭和61年決定)、日亜化学工業創始者 小川信雄氏(平成11年決定) が選ばれていますが、この度、世界的版画家の吹田文明氏(ふきたふみあき・86歳)が14年ぶり 4人目となる阿南市名誉市民に選定されました。 吹田氏は、大正15年、現在の阿南市富岡町に生まれ、富岡小学校、尋常高等小学校を経て、 徳島市の徳島師範学校(現徳島大学)に進むまでの14年間を富岡で過ごされました。東京芸術大 学で学んだ後、小学校教師として出発し、戦後の先駆的な版画教育を切り開く一方で、木版作家と して国内外での評価を着実に高め、昭和40年アメリカ、ノースウェスト国際版画大賞、同42年ブラ ジル、サンパウロ・ビエンナーレ版画部門最高賞など世界的に権威のある賞を受賞されました。また、昭和44年に多摩美術大学に教授として招聘されてからは、同大学に日本初の版画科を設立 するなど、現代版画のリーダー的存在として活躍されております。さらに、日本版画協会理事長、日 本美術家連盟理事長として我が国の文化芸術に著しい功績があったとして、平成元年に紫綬褒章、 平成10年に勲四等旭日小綬章、平成20年には紺綬褒章を受章されております。 誇りとして深く尊敬に値するものでありますことから、吹田文明氏を名誉市民とし、功績を称え、そ の事績を公表して顕彰するものです。 民証を贈呈する予定です。
問い合わせは 秘書広報課(☎0884-22-1110)まで |
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吹田文明氏
画歴
1926 (大正15年) 現 阿南市富岡町に生まれる
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