風しんについて

公開日 2023年08月01日

 

《風しんってどんな病気?》
・風しんウィルスによって生じる急性の熱性発疹性感染症
・流行期は、春先から初夏にかけて
・潜伏期間は2~3週間
・主な症状として、発疹、発熱、リンパ節の腫れ
・症状は比較的軽いが、まれ(2千人から5千人に1人)に脳炎などの合併症が発生する

 

 

 

 

《先天性風しん症候群について》
○妊婦(特に妊娠初期)が風しんにかかると、胎児に風しんウイルスが感染し、出生児が先天性風しん症候群を発生することがあります。

妊娠中の感染時期により重症度、症状は異なりますが、妊娠初期の女性が風しんにかかると、出生児は難聴、心疾患、白内障、精神や身体の発達に遅れがある場合があります。

○先天性風しん症候群自体に治療法はありません。妊娠する可能性のある女性は、事前に予防接種を受けておくことが大切です。

また、妊婦の夫(パートナー)やその子ども、働き盛り世代の男性から妊婦への感染にも注意が必要です。

 

 

 

《風しんの予防には?》
○風しんはインフルエンザと同じように感染します。
・外出後の手洗い、うがい
・急な全身性の発疹や発熱などの症状が出たら早めの病院受診を
・受診の際には、「マスクをする」「咳エチケットを守る」など、感染を広げないように
・予防接種も効果的な予防策

 

 


《予防接種について》
○次の年齢の方は、MR(麻しん・風しん混合)ワクチン定期予防接種の対象となりますので、無料で受けることができます。


◆第1期対象者
1歳から2歳までの方(2歳のお誕生日前日まで)

 

◆第2期対象者
就学前の一年間(年長さん相当)

 

◆第5期対象者
昭和37年4月2日から昭和54年4月1日までの間に生まれた男性であり、抗体検査の結果で十分な量の抗体がない方(HI法8倍以下に相当する抗体価であることが条件となります。)

対象者の方は、阿南市が発行したクーポン券を使用し、接種ができます。

※ただし、第5期対象者については、2025年2月28日までの間に限ります(期間が延長されました)。

 詳しくは、厚生労働省ホームページ「風しんの追加的対策」をご覧ください。

 

 

 

定期予防接種対象者以外の方でも、平成30年度以降の徳島県風しん抗体検査等を受けた方又は、妊婦一般健康診査に係る風しん抗体検査で抗体が陰性もしくは低い方(HI法16倍以下に相当する抗体価)で阿南市に住所を有する次のいずれかに該当する方であれば、予防接種費用の一部助成対象者となります。

 


1.妊娠を希望する又は妊娠する可能性の高い女性(妊婦は除く)

  ※妊娠可能年齢の女性が風しんワクチンを接種する場合は、まず1カ月間避妊し、ワクチン接種を行い、その後2カ月間の避妊が必要です。
2.昭和54年4月2日から平成2年4月1日までに生まれた男性
3.昭和37年4月2日から昭和54年4月1日までに生まれた男性のうち、クーポン券を使用し抗体検査を受け、HI法で16倍以下に相当する抗体価であった方

 

 ※ただし、風しん第5期のクーポン券を使用して抗体検査を受け、HI法で8倍以下に相当する抗体価であった方は、風しん第5期定期予防接種の対象となるため、助成対象外となります。

 

 詳しくは、阿南市ホームページ「成人風しん予防接種費用助成金事業について」をご覧ください。

 

 

 

 

 

 

参考:厚生労働省

関連ワード

お問い合わせ

保健福祉部 保健センター
TEL:0884-22-1590
FAX:0884-22-1894