公開日 2015年07月06日
真の恒久平和は人類共通の願いです。
しかし、世界では、今なお地域紛争やテロリズムなどにより、人間の生命や尊厳を踏みにじる行為が繰り返されており、核軍備の拡張は依然として続けられ、世界の平和と人類の生存に深刻な脅威をもたらしています。
阿南市は、平和擁護非核都市の宣言を行うとともに、広島市・長崎市の呼びかけによる、「平和首長会議」(旧 平和市長会議 会長:広島市長)に加盟しています。
広島・長崎の惨禍を二度と繰り返さないために、核兵器廃絶を目指し、戦争の悲惨さ、平和の尊さを訴えていきます。
平和擁護非核都市宣言
非核都市宣言とは、核兵器廃絶や非核三原則を求める内容の自治体宣言や議会決議を行うことです。最初の非核宣言は1980(昭和55)年にイギリスのマンチェスター市で行われました。その後、この宣言運動は世界中に広がり、日本でも8割以上の自治体が、この非核宣言を行っています。
阿南市では、1982(昭和57)年9月29日に、阿南市議会で決議されました。
平和擁護非核都市の宣言
町には子供の笑顔がある。いたるところ市民の 歌声がきこえ、おどりがある。ここには私たちの 暮らしがある。海をこえたかなたにも、同じ人間 の暮らしがある。いま地球を覆う核兵器は、あら ゆる命の営みを、この幸せを奪い去る。私たちは 暮らしを守り、自由を守り、恒久の平和を誓う。
私たちは平和のために、世界じゅうの人々と手 をつなぎ、核をもつすべての国に核兵器を捨てよ と訴える。
平和と幸福を願うこの市民の声を、平和擁護非 核都市阿南市の宣言とする。 以上決議する。
1982(昭和57)年9月29日 阿南市議会
平和首長会議
1982(昭和57)年の第2回国連軍縮特別 総会において、当時の広島市長が、世界の各都市 が国境を越えて連帯し、ともに核兵器廃絶への道 を切り開こうと提唱し、翌年広島・長崎両市長か ら呼びかけが行われたことが、平和市長会議の活 動の始まりです。
この呼びかけによって、1985(昭和60) 年、第1回世界平和連帯都市市長会議が開催され、 2001(平成13)年には、名称を「平和市長会議」に、2013(平成25)年には、「平和首長会議」に、それぞれ変更し、活動を進めています。
阿南市は、2008(平成20)年2月に加盟 しました。
2022(令和4)年3月1日現在の加盟都市数は、8,065(166か国・地域)であり、 国内では、1,736都市が加盟しています。
平和市長会議 加盟認定証
※2013(平成25)年8月6日、「平和市長会議」から「平和首長会議」に名称変更しました。