公開日 2025年10月14日
市の概要
阿南市は、徳島県の海岸線のほぼ中央にあり、四国の最東端に位置しています。
西は勝浦郡勝浦町と那賀郡那賀町に、南は海部郡美波町に、北は小松島市に接しており、好天の日には、紀伊半島や淡路島を望むことができます。
那賀川水系により形成された沖積平野と、リアス式海岸を持つ臨海部、また四国山系の東端に連なった山地からなる豊かな自然あふれるまちです。
北緯34 度に位置し、四季の変化が明瞭であるだけでなく、それぞれの季節の長さがほぼ等分に現れるのが特徴です。
比較的温暖な気候で、四季折々の山海の幸に恵まれているほか、貴重な動植物が生息する自然の宝庫です。
清流「那賀川」が歴史に登場したのは、『日本書紀』の中です。
西暦450年頃、この地は「長」の国と呼ばれ、そこを流れる「長川」がその語源といわれています。
室町時代後期、初代・阿波公方となった足利義冬の子義栄が、1568 年に室町幕府14 代将軍となり、この長の国に最も影響を与えました。
また、牛岐(富岡)の地では、阿波国守護細川氏の家臣、新開実綱が治め、その後、蜂須賀家政の甥、細川政慶が城代となり、「牛岐」の地名は縁起の良い「富岡」に改められ、明治維新まで城下町が形成されました。
阿南市は、1958年(昭和33)5月1日に、当時の富岡町と橘町が合併して市制を施行。
平成の合併により、2006年(平成18)年3月20日に那賀川町、羽ノ浦町を編入し、現在に至っています。
阿南市は那賀川や紀伊水道の恵みを生かした農林水産業や、臨海部に立地する製紙や火力発電、LED、半導体レーザーなどの製造業により雇用を生み出し、「豊かな自然と調和した産業都市」として成長・発展を遂げてきました。
蓄電池産業など環境に配慮した産業の成長が脱炭素という世界的な変革の流れとつながり、阿南市は、今、新たなステージでの産業都市へと変化を遂げようとしています。
阿南市の市章
1958年(昭和33年)9月に阿南市議会で議決し制定しました。この市章は、市の歴史と伝統を背景として創造・飛躍・発展を期し、理想に向って前進しようとする阿南市を「あ南」として、合体図案化しています。
阿南市のロゴマーク
阿南の「阿」の字をモチーフに、海や山の豊かな自然環境の中、市民が健康に満ちて、日々活動する姿が描かれており、平成23年1月にロゴマークとして制定されました。
阿南市の花
ひまわり
ひまわりは、キク科の一年草であり真夏の空に向かって光り輝き、明るくエネルギッシュな力強さがあります。今後の躍進が期待される南国阿南市のイメージにふさわしく、市内全域で容易に咲かすことができることから、1991年(平成3年)に市の花として制定しました。
阿南市の木
梅
梅は、ばら科の落葉樹であり早春他の花に先駆け開花し、ふくいくたる香りが高く優雅なことから、1988年(昭和63年)に市の木として制定しました。市内には県南で最も大規模な梅の名所明谷梅林があります。
阿南市の鳥
ツバメ
ツバメは夏空に颯爽と舞い、スマートで躍動的な姿は未来への飛躍が期待される阿南市のイメージにふさわしく、また自然と生物を大切にする心を育てるための市のシンボルとして市制施行40周年を記念し、1999年(平成11年)に市の鳥に制定しました。

