第69回文化財防火デー消防訓練を実施しました

公開日 2023年02月14日

第69回文化財防火デー消防訓練を実施しました

 

 阿南市文化振興課と阿南市消防本部は、轟神社境内にある県指定文化財【新野の樟の群生】を対象とした文化財防火デー消防訓練を実施しました。

 この消防訓練は、地域の財産である文化財を火災・地震その他の災害から守るため、関係機関が連携協力のもと消防訓練を実施することにより、文化財愛護意識のより一層の高揚と防災意識の啓発を図ることを目的として行われたものです。

 

 1 日  時 令和5年2月5日 午前10時から午前11時まで

 

 2 場  所 阿南市新野町北宮ノ久保4番地 轟神社境内及びその周辺

 

 3 文 化 財  新野の樟の群生 10樹 天然記念物 昭和42年1月17日 県指定文化財

 

 4 参加機関 轟神社関係者、轟神社周辺地域住民、阿南市文化振興課、阿南市消防団新野分団、阿南市消防本部

 

 5 訓練想定 大地震が発生し、轟神社境内にある喫煙所から落ち葉に着火、折からの北西の風にあおられて休憩所に延焼する。また、隣家及び天然記念物に指定されている樟の群生【文化財】に延焼拡大の恐れがある。

 

 

 

 文化財建造物はその多くが木造であり、美術工芸品についても木や紙、布等の燃えやすい材質により作られているものが多く、火災により焼損する危険があります。

 貴重な文化財を守るためには、次の防火対策の推進に努めてください。

 

1 火災に対する訓練を実施しましょう。

 ・火災発生時の消防機関への通報、連絡体制の確立

 ・消火器、消火器具を活用した火災発生時の初期対応

 ・避難経路や避難場所の確認

 

 国宝・重要文化財(建造物)等に対応した防火訓練マニュアルの概要(PDFダウンロード)

 

2 自衛消防組織の設置、充実強化を図りましょう。

 自衛消防組織は、文化財を所有、管理する職員などにより構成されるものですが、職員がいない場合や夜間に十分な人員がいなくなる場合などには、職員の招集体制の構築や近隣住民との連携体制を強化する等の対策を講じましょう。

 

3 文化財の周辺には、木材等の可燃物を置かないようにするとともに、常に整理しましょう。

 

4 消火器や自動火災報知設備といった消防用設備等の取扱いに習熟し、点検を定期的に実施しましょう。

 

5 出火危険のある個所(地震時等も含む)の確認及び出火危険への対策を講じましょう。

 

 最後に、火災や災害から文化財を後世代に残していくためには、文化財所有者や管理者の方々による平時の対策は基より、広く地域の方や関係行政機関が一体となって継続的に取り組むことが必要です。

 

問い合わせ先:阿南市消防本部予防課

電話:(0884)22-3799

 

お問い合わせ

消防本部 予防課
TEL:0884-22-3799

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