公開日 2022年11月17日
寒さが深まるにつれ、石油ストーブや電気ストーブ、ファンヒーターなどの暖房器具を使用する機会が増えてきますが、毎年これら暖房器具の間違った使い方や不注意による火災が全国で相次いで発生しています。例年、暖房器具に起因した火災は11月頃から増加し、1月に最も多く発生しています。その多くはファンヒーターやストーブの前で洗濯物を乾かしたり、灯油とガソリンを間違えて給油した等によるものですが、当市においては、暖房器具とスプレー缶が関連した火災が発生していますので市民の皆さんへ火災事例を紹介します。
〇阿南市における火災事例
ファンヒーターの温風の吹き出し口付近に無造作に転がっていたスプレー缶がファンヒーターの熱で加熱されスプレー缶が破裂,吹き出た可燃性ガスにファンヒーターの火が引火し周囲の物品に延焼拡大し住宅が全焼した火災。
火災により焼損した居室 | 底の抜けたスプレー缶 |
使用したスプレー缶等を何気なく置いておくのではなく、収納位置を決め、収納することで防げる火災です。
【冬支度と共に防火意識も高めましょう!】
◎NITE(独立行政法人製品評価技術基盤機構)が発表している製品事故の注意喚起資料
・電気ストーブと洗濯物の接触
・ファンヒーターとスプレー缶の接触
・石油ストーブにガソリンを誤給油
使用時の注意点
・石油ストーブや電気ストーブ、ファンヒーターなどの周りに可燃物を置かないようにする。
・布団やカーテン、脱衣かご等、動く可能性のある可燃物の近くに、石油ストーブや電気ストーブ、ファンヒーターを置かないようにする。
・就寝時や外出時は必ずストーブを消す。
・電気ストーブを使用しないときはプラグを抜き、石油ストーブの給油は必ず消してから行いましょう。
・誤給油を防ぐために、軽油とガソリンは専用容器に入れ別々の場所に保管する。
・殺虫剤やヘアスプレー等のスプレー缶も保管する場所を決めて保管する。