公開日 2023年01月17日
全ての座席でシートベルトを着用しましょう
シートベルトは安全運転の基本。命を守る絆です。
全席着用の義務
シートベルトは、万が一交通事故に遭った場合に被害を大幅に軽減するとともに、正しい運転姿勢を保たせることにより疲労を軽減させるなどの様々な効果があります。
シートベルトは運転者はもちろん、助手席や後部座席の同乗者にも着用させなければなりません(病気などやむを得ない理由がある場合を除く)。
シートベルト非着用による被害の拡大は被害者の過失
最近の裁判例から、シートベルト非着用による被害の拡大は、被害者の過失とされる場合があり、被害者であっても損害賠償等の面で十分な補償が受けられなくなる可能性があります。
高速道路上を走行中の被害車両に加害車両が追突し、被害車両の後部座席同乗者が車外に放出され頭部外傷を負った事故において、後部座席同乗者のシートベルト不着用が損害の拡大に寄与したことが明白であるとして、同乗者の損害につき10%の過失相殺が認められた。(横浜地裁平成29.5.18)
シートベルト、チャイルドシートの着用率
全国平均
運転席 99.1%、助手席 96.7%、後部座席 42.9%、チャイルドシート 74.5%
徳島県
運転席 98.3%、助手席 91.4%、後部座席 41.2%、チャイルドシート 66.5%
車に乗ったら、エンジンをかける前に、シートベルト!
幼児を乗車させるときは、必ずチャイルドシートに!
同乗者にも「シートベルト」の声掛けを!
「命を守るシートベルト」着用率100%を目指しましょう。
後部座席シートベルト、チャイルドシート
一般道でも高速道路でも、全ての座席でシートベルトの着用が義務付けられています。
6歳未満の子どもにはチャイルドシートの使用が義務付けられています。
非着用の危険性
車内で全身を強打する可能性
時速60㎞で走行する自動車が壁等に衝突した場合、高さ14mのビルから落ちるのと同じ衝撃を受けます。
車外に放り出される可能性
衝突の衝撃が激しい場合、車外に放出されることがあります。
前席の人が被害を受ける可能性
後部座席がシートベルトを着用することは、前席の人の命を守ることにつながります。
「抱っこをしたまま」では、赤ちゃんを支えられない可能性
時速40㎞で衝突した衝撃は、体重5.5㎏の赤ちゃんを抱っこした人には110㎏の重さがかかります。
支えられますか?子どもに対する愛情は、「チャイルドシート」「シートベルト」です。
「免除」は「しなくてもいい」ではない
「疾病、負傷、障害または妊娠中のため、シートベルトをすることが療養・健康保持上、適当でないとき」
などの場合はシートベルトの着用は免除されています。
「妊婦は着用すべきではない」は誤解
妊娠中で、シートベルトの着用により事故時の被害から母体と胎児を守ることができます。
ただし、シートベルトの着用が健康保持上適当かどうか、医師に確認するようにしましょう。
また、事故などの際の胎児への影響を少なくするために、腰ベルトのみの着用は行わず、腰ベルトと肩ベルトを共に着用し、腹部をベルトが横切らないようにするなど、正しくシートベルトを着用することが必要です。
(「交通の方法に関する教則」より要約)
妊娠中のシートベルトの正しい着用は母体と胎児を守るように機能します。
(日本産婦人科学会、日本産婦人科医会)
免除される人こそ、安全のためにシートベルトの着用を。
シートベルトは安全運転の基本。全ての座席でシートベルトを着用しましょう。
今日も安全運転でお願いします。
市民生活課市民活動支援室(0884-24-8061)