公開日 2023年01月06日
小学校入学準備特集 交通安全の基本
新一年生の入学準備として家庭でできる交通安全対策。
親子で確認して、交通安全。
交通事故を回避するには、自分で考え、判断しながら行動することが必要です。
入学までには、交通ルールを覚えるだけでなく、守れるようにすることが大切です。
小学生の交通事故の特徴
1 道路横断中(交差点を含む)の事故が多い
2 飛び出しによる事故が多い(特に小学校1年生)
3 自宅から500メートル以内
その理由は
1 生活環境の変化から道路交通環境に不慣れ
2 好奇心や衝動性が強く、歩行中に注意力散漫な行動をしがち
3 視野が狭く、近づいてくる危険が見えていないことがある
4 交通安全の知識や経験が乏しく、判断を誤りやすい
交通安全について教える
子どもには、大人が見えている車や自転車、歩行者は見えていないという前提で安全確認をさせる必要があります。
目だけで見るのではなく、首を動かして、前後左右、周囲の安全を確認させてください。
POINT
〇子どもは注意散漫に歩きがちだという前提で、何故安全確認が必要かを教える
〇あれもこれもと細かく教えるのではなく、できるだけシンプルに、具体的に教える
道路を渡る(横切る)ときの約束
小学生の交通事故の多くは、道路横断時に発生しています。
道路の横断は、交差点や横断歩道を渡る時だけではありません。
1 必ず立ち止まって、前後・左右・周囲をよく見る
信号の有無、横断歩道の有無にかかわらず、道路の横断が必要な場所では、必ず「一時停止」と「安全確認」
首を動かして自分の目で前後・左右・「周囲」の安全を確かめる習慣をつけさせましょう
2 車や自転車が近づいたら、渡らないでその場で待つ
近づいてくる車や自転車は離れているように見えても「行き過ぎるまで待つ」ことが安全です
3 車が完全に停止していることを確認する
信号が青に変わっても、すぐに横断を始めるのは危険です
車は必ず止まるとは限りません
車は止まっても、自転車が横をすり抜けてくることもあります
首を動かして自分の目で前後・左右・「周囲」を慎重に確認
「自分の身は自分で守る」ことを何度でも教えましょう
4 手を挙げる・運転手と目を合わせる
車には「死角」があります
特に、体が小さい小学生は運転手から見えていないことがあります
停止している車の前を横切る時は、「手を挙げる」「運転者と目を合わせる」などをして、自分の存在をアピールすることを教えてください
5 交差点では曲がってくる車に注意
信号交差点では、歩行者用信号が青色でも、車両用の信号も青色の場合が多いです
「前方から右折してくる車」や「後方から左折してくる車」には「死角」に入っていた場合、運転者の視野に入らず巻き込まれてしまうこともあります
交差点では、「右・左・右」の確認だけではなく、「前から曲がってくる車」そして特に「後ろから曲がってくる車」に注意する必要があることから、前後・左右・「周囲」の安全確認が必要であることを教えましょう
通学路を歩いてみる
お子様と小学校までの通学路を歩いてみて、道路を渡る必要がある場所を確認してみて下さい。
ここにはこういう危険があるから、こういう安全確認が必要だ。
具体的に教えてあげることが大切です。
親と一緒のときは守れる交通ルール。子供たちだけのときは?
統計では、登校時より下校時に事故が多いというものもあります。
道草をしたり、友達とふざけあったりしながら下校することもあるかもわかりません。
子どもは何かに夢中になると周囲の状況が目に入らなくなり、適切な判断ができなくなりがちです。
そして、家の近くという安心感は、家の近くでの事故が多いことにつながります。
交通ルールは一度だけではなく、繰り返し、何度でも教えることが大切です。
基本の交通ルール
1)歩道があるところでは、必ず歩道を歩く
2)歩道がないところでは、道路の右側を通る
3)道路を横断する時は、「一時停止」、「前後・左右・周囲の安全確認」
4)信号がある場合は、信号を守る
小学校入学前に取り組みたい家庭でできる交通安全対策を紹介しました。
4月以降、各小学校では交通安全教室が開かれます。
今回紹介した「約束」を覚えていてください。
市民生活課市民活動支援室(0884-24-8061)