「長安口ダム本体改造事業」完成について

公開日 2022年07月04日

 国土交通省 四国地方整備局 那賀川河川事務所が進めてきた長安口ダム改造事業の本体改造事業が完成し、令和4年5月15日に完成を祝う式典が執り行われました。

~長安口ダム本体改造完成式~

(写真提供 那賀川河川事務所)

 私たちの生活に直結するダム事業と那賀川渇水対策協議会の活動についてお知らせします。

  1. 長安口ダム改造事業・小見野々ダム再生事業の必要性

 戦後の徳島県南の復興には、那賀川の豊富な水資源の利用が必要不可欠であり、昭和31年に長安口ダムが完成し水の供給が確保されたことから企業の進出が促進されてきました。
 しかしながら、那賀川上流域では多雨年と少雨年の降水量の差が大きいため、過去幾度となく洪水、渇水の被害に悩まされており、住民生活、農業、工業関係者に甚大な影響を与えてきました。

 また、近年では、長安口ダム上流域の多雨年と少雨年の降水量の変動幅が拡大傾向にあり、那賀川流域においてより深刻な洪水、渇水被害が発生しています。

 

長安口ダム改造事業・小見野々ダム再生事業とは

 那賀川の水とともに生きる私たちにとって、流域の治水・利水の課題解決に向けた各種対策が盛り込まれ、また産業経済発展のストック効果が期待される長安口ダム改造事業、小見野々ダム再生事業の早期完成は必要不可欠です。

 

  1. 那賀川渇水対策協議会

 このようなことから、市内の各種団体及び関係機関、並びに近隣自治体に広く呼びかけ、平成17年度に那賀川渇水対策協議会が設立されました。
 長安口ダム改造事業・小見野々ダム再生事業の早期完成を実現し、産業によって支えられている私たちの町や暮らしを守るため、協議会では、毎年、要望書を作成し、国、県等に直接ダム事業の必要性を訴える要望活動を行っています。

~令和3年度 要望活動 四国地方整備局 徳島県~


四国地方整備局

 

徳島県

 

  1. 要望活動の成果

 令和元年、新たな洪水吐ゲート2門が完成したことで、洪水調節を効果的に発揮することで、ダム下流域における浸水被害を大幅に軽減することができるようになりました。

~長安口ダム~

R4.5月撮影(写真提供:那賀川河川事務所)

 那賀川渇水対策協議会では、那賀川水系の適切な維持管理・整備を推進するため、引き続き、国、県に対して「長安口ダム改造事業・小見野々ダム再生事業」の要望活動を行ってまいります。

 皆様の御協力をよろしくお願いします。

 

お問い合わせ

産業部 商工政策課
TEL:0884-22-3290