阿南の未来「自分ごと」会議の評価結果に対する市の対応についてお知らせします

公開日 2022年02月24日

 

 

令和3年10月30日に実施した阿南の未来「自分ごと」会議では、5つの事業のうち、1事業が「現行どおり・拡充」、4事業が「要改善」という評価結果になりました。

この評価結果について、市の対応方針を決定しましたので、次のとおりお知らせします。

 

また、令和2年度に実施した「阿南版事業仕分け」の対象5事業のうち、令和3年度において市の対応を決めることとしていた3事業に係る対応方針についても併せてお知らせします。

 

 

 

令和2年度実施分(令和3年度中に市の対応を決定するとしていた事業)

 

事業名 判定結果 市の対応

長寿者福祉金等支給事業

要改善

この事業は、長寿の節目(77歳、88歳、100歳)をはじめ、90歳以上の高齢者のご長寿を祝う福祉金を支給してきたものであるが、近年の平均寿命の延伸により、「人生100年時代」が現実的になる時代背景を踏まえ、支給対象者及び支給金額を抜本的に見直すこととした。
具体的には、令和4年度から100歳の節目の祝金を県下トップクラスの10万円とし、その他の支給区分については縮小、廃止を行う。

阿南市活竹祭開催補助事業

要改善

阿南市活竹祭は、本市の特産である「竹」をテーマにした産業・物産イベントであり、本市を象徴する事業として平成4年度から毎年開催しているが、今後もさらに地域産業の振興を図り、本市の魅力を発信し続けていくためには、民間企業等と連携した持続可能な事業形態を模索していく必要がある。
このため、実行委員会方式を採用する利点を最大限に生かし、令和3年度から企業PRを兼ねた協賛企業の募集を行うとともに、出店料の改定や備品貸出しの有料化など、運営体制を見直した。
併せて、イベントの様子をSNSで動画配信するなど、デジタル・シティプロモーション事業にも取り組んでいく。
(※令和3年度は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、開催中止となりました。)

科学センター学習事業

要改善

平成8年度にオープンした科学センターは、市内の児童を対象としたセンター理科学習や天体観望会などの科学イベントを無料で実施してきたが、今後も質の高い科学学習を継続して行えるよう、今年度に改修したデジタルプラネタリウムの観覧料や科学工作の材料費等を有料化する見直しを行った。一方で、センター理科学習については、教育施策の一環として引き続き無料で実施することとした。
今後は、更なる財源確保の手段として、企業協賛金等の外部資金の獲得について、継続して検討していくこととする。

 

 

 

令和3年度実施分

 

※1 令和4年度予算及び事業計画に反映させる。

※2 事業の見直しなどに伴う影響・効果・必要性などを検証するのに時間を要するため、令和4年度中に市の対応を決めることとする。

 

事業名 評価結果 市の対応

ふるさと活性21活動補助金事業

 

ふるさとづくり基金地域活性化補助金交付事業

要改善 ※2

ふるさと活性21活動補助金事業は、地域の活性化や特色ある地域おこし活動に自主的・主体的に取り組む団体等に補助金を交付し、その活動を支援することを目的に平成13年度から実施している事業である。
また、ふるさとづくり基金地域活性化補助金交付事業は、平成元年度に創設した「ふるさとづくり基金」を原資として、自らの創意工夫により地域づくりを行う市民や海外における視察研修を行う若者に対し、補助金を交付することにより、活動を支援する事業である。
これら2事業は、地域づくり活動を支援するという趣旨において類似するものであり、事業の役割分担または事業の統合化について検討を加える。
具体的には、公益性の観点から、補助対象とする事業や補助率、交付限度額、申請回数の上限などについて抜本的な見直しを行い、社会情勢や市民ニーズに合った補助金事業として再構築していく。

資源ごみ回収奨励金交付事業

現行どおり・拡充 ※1

この事業は、自治会やPTAなど資源ごみの集団回収を行っている団体に対して、奨励金を交付することにより、活動を奨励し、「循環型社会」の形成につなげることを目的に、平成12年度から実施している。
令和4年度からは、ごみの減量化や分別の徹底、3R(ごみの発生抑制、再使用、再生利用)等について記載したパンフレットを作成し、ホームページや窓口で配布するなど、ごみ問題・環境問題への周知啓発を強化する。
また、パンフレットに高齢者の見守りに関する事項も記載し、回収団体が各地域における見守り活動を担えるよう、福祉分野と連携して取り組んでいく。

勤労女性センター事業

要改善 ※2

勤労女性センターは、勤労女性の福祉の増進に資することを目的に、昭和54年から管理運営してきたものであるが、女性の社会進出が拡大し、市民ニーズが多様化する中で、勤労女性に限らず様々な方に利用していただいている。
こうした利用実態を踏まえ、生涯学習施設やコミュニティセンターへの用途変更も視野に入れながら、利用者等を対象としたニーズ調査を行い、その結果を参考にして、より多くの方に利活用していただける施設のあり方を検討する。

高齢者特定回数乗車券等交付事業

要改善 ※2

この事業は、高齢者の移動手段の確保と社会参加の促進を目的に、70歳以上の高齢者に対し、無料バス(船)券を交付するものであるが、対象高齢者数の増加に反し、利用者数が年々減少している。
今後、更なる少子高齢化の進行により、移動手段を持たない高齢者の増加が懸念されることから、バス路線の現状等を踏まえつつ、バス(船)券の交付にとらわれない、より利便かつ柔軟な移動支援のあり方について検討する。

 

 

 

令和3年度阿南の未来「自分ごと」会議のようすをYouTube「阿南市公式チャンネル」で配信しています。

 

1 ふるさと活性21活動補助金事業

 

2 ふるさとづくり基金地域活性化補助金交付事業

 

3 資源ごみ回収奨励金交付事業

 

4 勤労女性センター事業

 

5 高齢者特定回数乗車券等交付事業

 

 

 

 

 

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