新型コロナウイルス感染拡大防止に係る表原市長からのメッセージ(4月23日時点)

公開日 2020年04月23日

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、全国に緊急事態宣言が発出された中、市民の皆さまへ向けた表原市長からのメッセージをご紹介します。

 

 

 新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、政府は4月16日、全国に緊急事態宣言を発出しました。市民の皆様には、それぞれのお立場で感染予防にお取り組みいただき、市長として心より感謝申し上げます。そして、医療や福祉、保育関係などの皆様におかれましては、日々緊張感をもって職務に当たっていただいておりますことに、本当に頭の下がる思いでおります。
 4月23日現在、幸いにも阿南市内での感染はまだ1例もございませんが、市内では連日、「県外からの通行を遮断すべき」とか「県外に行った市民は帰省すべきではない」など不安の声がたくさん寄せられています。
 確かに、感染が広がる都市部から、阿南市のように高齢化が進む地域に外から人が押し寄せることで、恐怖を感じるお気持ちは理解できます。私としても、各電力会社の工事などに伴い、県外から来られる従業員の滞在を含め、感染防止を強く要請したこともありますし、高齢者が多く医療体制に乏しい伊島への渡島についても、現在可能な限り控えいただいております。
 私がお伝えしたいのは、いま私たちが戦っているのはあくまでも「見えない感染症」であって、「感染の危ぶまれる人」であるとか、ましてや「他県ナンバーの車両」ではないということであります。
 今こそ、私たち一人一人の心のあり方が試されています。人類の英知の結集でもある法の下に、私たちに与えられた「権利」や「自由」には当然ながら「責任」が伴います。ですから、皆さん自身が何かに恐怖を感じるのであれば、それを誰かのせいにするのではなくて、「自らの意思で」その空間に近づかないという「責任」ある行動を切にお願いするものであります。
 また、長引く不況により大きな損失を被った事業所の皆様や、その影響で生活に困窮されている皆様には、心よりお見舞いを申し上げます。国や県の支援制度に加え、阿南市として独自にできる事をいま一所懸命に検討いたしておりますので、何とか持ちこたえていただけることを願うばかりです。
 最後になりますが、令和には「美しい調和」という意味が込められていると聞きました。手話で表すと、このような表現となります。今は寒く、蕾が閉じた状態かもしれませんが、市民お一人お一人の「美しい調和」によって、この長い坂道を一歩ずつ登り、その先に子どもの笑顔と笑い声の咲く阿南市の姿が見えることを、心から願っております。

お問い合わせ

企画部 秘書広報課
TEL:0884-22-1110
FAX:0884-22-4090