広報編集室の小窓 2月(1)

公開日 2020年09月18日

日々の取材で出会った素敵な一場面を写真で紹介します。

 

2020年2月(1)

あなんの魅力再発見!活竹祭を開催
 

2月8日、市役所1、2階にて阿南市の地域活性化イベント「第28回活竹祭」を開催しました。全72ブースが参加し、グルメコーナー、展示・販売コーナー、県内外の特産品コーナー、体験コーナー、パンフェスタ、ママンマルシェ、体験・物販コーナーを展開。来場者数は約1万2000人に上り、特設ステージや各所ブースで盛り上がりました。今年の企画となったのは「パンフェスタ」で、昼にかけて売り切れ続出の人気ぶり。16店が懐かしい老舗の味から初体験の味まで個性豊かなラインナップを見せました。パン作り教室に通うほどパンが好きという、酒部アヤ子さん(69歳・長生町)は、「東京バーガーを食べてみたくて来た。1時間待ちと言われたが、他にも白あん入りのメロンパンやアンパン、カレーパンとおいしいパンがたくさんあった」と孫の然さん(8歳・同町)と楽しんでいるようすでした。

(vol.3178)

 

 

地球の常識は変化の連続 文化講演会が開催
 

2月8日、文化会館にて阿南市文化協会 文化講演会「最新の地球科学」が開催されました。講師に、筑波大学名誉教授で地質学と古生物学が専門であり、阿南市文化協会会長も務める小笠原憲四郎さんが登壇。約130人が参加しました。最新の地球観の諸例を紹介し、地質を読み解くことで、過去の歴史の復元のみに留まらず、その年代の世界で発生した事件・変化を横に対比しながら、因果関係を調べてモデルを作成し、物事を広げていく視点の重要性を話しました。勝浦町の恐竜化石や日本初の国際基準に決定した「チバニアン」などの国内の話題のほか、地球温暖化問題においては、人為的な温暖化ガスの増加、太陽活動、銀河宇宙線、地球磁場の強度による説。また、南海地震の原因であるプレート移動、ヤンガードリアス事件(短期的寒冷化)の原因と考えられる彗星落下と海洋循環の変化、気候変動のミランコビッチ周期や地磁気の反転(南北が逆になる)などを説明しました。
参加者は、「防災学を専攻する息子がおり、地質学も深く関連するので小笠原先生の講演を聞きに来た。先生は、昔の地層から発掘された貝殻から、地球全体、さらには宇宙へと理解を広げており、視野が広くなる講演だった」と感心したようすでした。

(vol.3177)

 

 

市内の小中学校へ 野鳥の会記念図書贈呈
   

2月5日、市役所にて日本野鳥の会徳島県支部から市内の小中学校へ、支部創立40周年記念誌「野鳥のサンクチュアリを未来へ『出島野鳥園』」32冊が贈呈されました。
出島野鳥園の特徴は、全国でも珍しく、開発地区であるゴルフ場と共有ゾーンを設けているところです。ゴルフ場の池や林への農薬を少なくし、自然への影響も控えるよう工夫するなど、ユニークな方法を実施しています。豊かな生態系が維持されたおかげで、観察された野鳥の記録はのべ195種、近隣や開園前に観察された野鳥の記録は31種に上ります。(2019年の1年では約130種。野鳥園近隣を含むと約160種)この種数は来場者数年間約5万人を誇る東京港野鳥公園にも引けを取らない数とのこと。
冊子(A4変形判、180ページ)には、「出島湿原保存運動」の活動記録など歴史のほか、園で観察された野鳥の写真と、野鳥の一瞬を捉えた撮影者のコメントも掲載されています。
20~30人が所属し、園設立・維持に尽力してきた出島野鳥園サポート隊の宮本 勇さんは、「野鳥園は地域の宝。しかし、地名度は低い。図書の提供をきっかけに、小中学生の皆さんに地元の素晴らしい所を知って、足を運んでもらいたい。本市が取り組んでいる生物多様性の推進にもつなげたい」と熱く思いを語りました。

(vol.3176)

 

 

 

みっとしーさんが婚活応援大使に
 

本市の婚活を盛り上げるため、よしもとの徳島に住みます芸人みっとしーさんを阿南de愛隊婚活応援大使に任命しました。2月12日、市役所で任命式が行われ、任命書と「阿南de愛隊婚活応援大使」と書かれた紅白のたすき、PR用の名刺が手渡されました。みっとしーさんは「お笑いで婚活を盛り上げ、阿南市に貢献したい」と意気込みを語っていました。

(vol.3175)

 

 

「tokushima ebooks(トクシマイーブックス)」で
広報あなん2月号を見ることができます
 

広報あなん2月号を徳島県電子書籍ポータルサイト「tokushima ebooks(トクシマイーブックス)」でご覧いただけます。
県内自治体の広報誌や観光パンフレットなどを閲覧できるポータルサイトです。パソコンやスマートフォン、タブレットなどの端末から、冊子のページをめくるような動作でスムーズに読むことができますので、ぜひご利用ください。
くわしくは下記アドレスをご覧ください。
https://www.tokushima-ebooks.jp/

(vol.3174)

 

 

ノーベル賞白川英樹博士の特別実験教室を開催
 

2月2日、科学センターにて、導電性プラスチック(ポリピロール)の発見と開発に貢献し、2000年にノーベル化学賞を受賞した、筑波大学名誉教授の白川英樹さんの特別実験教室を開催しました。市内の小学5年生~中学3年生を対象に19人が参加し、導電性プラスチックの合成と、それを使った電池の組み立てなどを通して、研究や実験のおもしろさ、科学の不思議を体験しました。
一般的には、電気を通さず、絶縁体として使用されることが多いプラスチック。しかし、導電性プラスチックは、①連続して繋がっているπ(パイ)電子を持ち、②薬品(ヨウ素など)により電子の一部が引き抜かれ、③さらに電圧をかけることで空いた部分へ電子の移動が起こり、電気が流れるようになります。これは、従来の導電性の高い物質である金属に比べて、同様の高い導電性を示すほか、「軽い、成型しやすい、柔らかい、小さい」といった点で優れています。タッチパネルや二次電池など、さまざまな電子機器で利用され、日常生活の利便性に寄与しました。
実験教室に参加した宇野芙美さん(羽ノ浦小6年)は、「合成実験では、導電性プラスチックが(溶液中に)黒い膜となってできた。目に見えて分かりやすく、将来は好きな教科である自然科学を、学校でこんなふうに教えたい」と話していました。

(vol.3173)

   

 

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