広報編集室の小窓 1月(2)

公開日 2020年03月25日

日々の取材で出会った素敵な一場面を写真で紹介します。

 

2020年1月(2)

プロの音色を体感 出前授業が実施
 

1月31日、吉井小学校にて3~4年生を対象に、プロ演奏者による出前授業(主催:夢ホール市民協議会夢つくりあなん)が実施されました。講師は、徳島県出身の音楽家 森 基之さん(バイオリン)と由美さん(ピアノ)夫妻。「今日を楽しみにしていました!」と児童たちの元気なあいさつから始まりました。
森さんは、ヴィバルディ「春」、「きらきら星」、サン=サーンス「白鳥」、「情熱大陸」の有名曲を披露し、曲の間にはクラシック曲の情景を説明したり、バイオリンの音の出る仕組みやトリル、スルゲー、ピッチカート、アルペジオ、重音といった多彩な弾き方の紹介、クイズコーナーをしたりしました。
クイズコーナーは2択で出題。「弦を震わせる弾き方はビブラートとビビラート、どちらが正しい?」などとユーモアを交え、児童たちの笑い声が弾けました。(ちなみに、ビビラートは緊張によって体が震えることを指すそうです)他にも、バイオリンをピアノと比較して、歴史の長さや耐久性、最高額の違いにも驚いていました。
参加した片山果音さん(4年)は、「バイオリン、ピアノの他にもカホン、チェロの音色も生で聞いて、どれもきれいな音だった。プロの技術はすごい。私もピアノを習っているので、上手になりたいと思った」とうれしそうに話してくれました。

(vol.3172)

   

 

 

 

青木恵哉の紹介、ハンセン病啓発パネル展を開催中
 

1月28日(火)~2月6日(木)、市役所1階多目的スペースにおいて、青木恵哉の紹介パネル展・ハンセン病啓発パネル展を開催しています。(※土日祝日を除く。開庁時間内)
青木恵哉は阿南市出身で、キリスト教伝道者であり昭和時代の社会実業家です。自身もハンセン病を患いながらも、隔離小屋における病友の、医療も受けられない惨状を見て、現地(沖縄)での療養所の設立や療養権の獲得をめざして活動しました。
パネル展では、青木恵哉の生い立ちから活動内容や経緯を紹介し、ハンセン病やそれに関わる差別や困難に最後まで立ち向かった姿が描き出されています。また、全国最大のハンセン病療養所菊池恵楓園があり、昨年に本市とパートナーシティ協定を結んだ熊本県合志市や、人権劇「千の舞」についても展示しています。
ハンセン病は医療や病気への理解・対処方法が乏しい時代に、その外見や感染への恐怖心から、隔離政策などが行われていました。しかし、20世紀中期には特効薬とも言われる薬が開発。現在は栄養状態が向上し、治療薬により人からの感染性もなくなり、適切な初期治療で後遺症も軽減されました。
※広報あなん12月号(令和元年度)の「人権教育・啓発コーナーひまわり」でも青木恵哉を紹介しています。

(vol.3171)

 

 

諦めずに努力する大切さを子どもたちに 「夢の教室」開催
 

1月27日~28日に、羽ノ浦小学校5年生を対象に、JFAこころのプロジェクト「夢の教室」を開催しました。アスリートとして活躍する特別授業講師を迎え、本市は2014年から市の事業として市内の小学校で順繰りに実施しています。
今回の内容は、体育館でのゲームの時間と教室でのトークの時間でした。
体育館では、課題クリアをめざす「走り手」、走り手を援護する「守り手」、走り手を阻む「鬼役」に分かれて、チーム戦での鬼ごっこのようなゲームをしました。1人でも捕まれば、最初からスタートという課題は簡単ではなく、作戦会議で失敗の理由と対策を真剣に皆で考え、意見を出し合い、実践しました。作戦会議の回を重ねるごとに、バラバラに動いていた個人が、最後はチームとして動くようになりました。
教室では、東京五輪出場をめざすボート競技選手である、講師の木野田沙帆子さんが、実体験に基づく授業を通してフェアプレー精神や協力することの大切さ、失敗を乗り越えて夢や目標に向かって努力する大切さを伝えました。
その上で、「将来の夢は?」と質問された生徒たちは、プロゲーマー、絵師、プロバレーボール選手、東京でスーパーを経営する、バドミントン日本代表選手、看護師、と率先して発表。木野田さんは、「夢・目標は人それぞれ。決め方や途中過程にも正解はない。自分で自分に合った方法を探してほしい」と話しました。
繁田 碧さん(11歳、羽ノ浦町)は、「走って、考えて、皆と協力してゲームクリアできたことは楽しかった。話を聞いて諦めずに努力したいと思った」と話していました。

(vol.3170)

 

 

認知症になっても
住みやすい町づくりをめざして
 

1月26日、情報文化センターで誰もが住みやすいまちづくりを考える「市民公開講座」が開催され、約320人が参加しました。主に羽ノ浦町内で地域づくりに携わっている皆さんによる討論会「認知症になっても住みやすい町づくり」があり、「人の気持ちに寄り添って話を傾聴することが大切」「地域の中で温かい見守りの輪が広がるのが住みやすい町づくりの第一歩」などの意見がありました。また、阿南中学校吹奏楽部による演奏や認知症ケアと介護職の魅力を描いた映画「ケアニン~あなたでよかった~」が上映されました。

(vol.3169)

 

 

伊島中学校 ササユリ保護活動を発表
 

環境問題について普及啓発を行う「第13回とくしま環境学習フォーラム」が1月25日、シビックセンター(徳島市)で行われ、伊島中学校生徒が伊島ササユリの保護・育成活動を発表しました。同校では、ササユリの環境を守るための下草刈りや生育調査を長期間行っています。川西湊太さん(2年)は、「これからも地域の宝であるササユリを守っていきたい」と話していました。

(vol.3168)

 

 

活動の成果を発表 生涯学習推進大会を開催
 

1月25日、富岡公民館にて第30回阿南市生涯学習推進大会を開催し、公民館活動をはじめ、それぞれの地域で活動しているサークルやボランティアなど、自発的な社会学習の成果を発表しました。今回の内容は、シドニーオリンピック銅メダリストの源純夏さんの記念講演、劇団夢っ子の創作劇、まちの保健室、伝統文化子ども教室によるお茶席でした。来場者数は約200人に上り、手話や字幕での同時通訳も行われました。
記念講演では、ライフセーバー・SUPインストラクターとしても活躍されている源さんが、自身の経験や活動を振り返り、目標達成にはチームとして何が必要かを話し合い、共通認識を持つことの重要性を強調しました。その上で「最も残念なのは、何でもよいと言ったり、目標ややりたいことを言葉にできなかったりすること。一方の押し付けではなく、双方の提案や言葉のキャッチボールが必要である。そのため、人のできること、良いところを見てあげてほしい。楽しく生きるコツは自分の考えや行動の幅を広げて地域の人とつながっていくこと」と話していました。
来場し、成人大学の運営にも携わる野村武宏さん(73歳)は、「年は取ったけれども、70歳代なりの素晴らしいことがある。前向きに目標を定めて、今後も周囲と良い関係を築きながら、色んなことを学び続けたい」と話していました。

(vol.3167)

 

 

河村武明さんに「ふるさと大使」を委嘱
 

 

1月18日、文化会館で行われた「第52回阿南市社会福祉大会」で、表原市長から阿南市出身で詩人・画家の河村武明さんに、本市の魅力をPRしていただく「阿南ふるさと大使」の委嘱状が手渡されました。河村さんは34歳の時に脳梗塞で倒れ、重い障がいを負いましたが、表現者として、全国で個展や壁画制作、講演活動などを行い、幅広く活躍されています。

(vol.3166)

 

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