公開日 2019年02月18日
生物多様性とは、「豊かな自然とその恵み」の総称です。生きものがうみだす大気や水、食べ物やエネルギーは我々の暮らしを支え、文化や伝統はその上に成り立っています。
阿南市では2015年、みんなで守り引き継ぎたい素晴らしい自然を「阿南市生物多様性ホットスポット」として6ヶ所選定しました。そして次のステップとして、ホットスポットを核とした四国市町村初の「生物多様性あなん戦略(仮称)」策定を目指しています。戦略策定によって、長期的・横断的な視野で阿南の豊かな自然を守りつつ活用し、阿南市が活性化されることが期待されます。
本フォーラムでは、すでに生物多様性地域戦略を策定し、地域づくりに活用している先進地の新潟県佐渡市から「地域の生きものを活かしてもうける」事例について学びます。また、「地域の自然が防災に役立つ」という視点からグリーンインフラの概念を学び、「生きものを活かした阿南の未来づくり」についてみんなで考えるワークショップをしました。
約110名の方にご来場いただきまして、ありがとうございました。
●テーマ:生きものと暮らすまちづくり
●日時:2019年2月9日(土)13:00~16:00(受付開始12:30)
●場所:阿南ひまわり会館 2F ふれあいホール
●プログラム
13:00~ 開会,挨拶(阿南市長)
趣旨説明
13:10~14:20 【第1部】基調講演
⑴ 演題:「トキをシンボルとして生物多様性戦略の実現に向けて」
講師:渡辺 竜五 氏(佐渡市)
⑵ 演題:「グリーンインフラによる次世代のまちづくり」
講師:岩浅 有記 氏(環境省)
14:20~14:40 【第2部】阿南市生物多様性地域戦略策定に向けて
14:55~15:55 【第3部】会場全体ワークショップ
「生きものを活かした阿南の未来づくり」
15:55~ 閉会
●講師紹介
⑴ 渡辺 竜五 氏(佐渡市農林水産課)
佐渡米の生物多様性ブランドによる販売力の強化とトキの餌場づくりを両立することを目的として、トキと暮らす郷づくり認証制度を設計。佐渡と能登地域の「世界農業遺産」認定に貢献。持続可能な生物多様性保全と地域づくりに取り組む。
⑵ 岩浅 有記 氏(環境省那覇自然環境事務所(沖縄・奄美)野生生物課長(企画官))
阿南市福井町出身。環境省では、佐渡におけるトキの野生復帰に関わる。国土交通省在籍時には、自然生態系の多機能性を活かした防災減災技術としてのグリーンインフラの取り組みを推進。人と自然が共生する、持続可能な循環型社会の構築に取り組む。
●参加費:無料
●申込:不要、直接会場にお越しください。
●主催:阿南市、阿南工業高等専門学校
●内容詳細 2018_フォーラム案内文書03[PDF:328KB]
案内チラシ(表)いきものと暮らすまちつくり-01[JPG:207KB] (裏)いきものと暮らすまちつくり裏-01[JPG:160KB]
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