公開日 2010年10月29日
目指すべき都市像
土地利用
- 河川・水路、山林や海岸等の荒廃が目立ち、自然条件としては満足されていません。
- 自然環境と調和を図りつつも、地域振興のための適度(必要最低限)な開発が求められています。
工業
- 企業誘致による情報、通信、福祉、研究・開発分野への新産業育成が求められています。
商業
- 日常の買回品が揃う生活利便性の高い商店街や郊外型大型店舗の誘致が求められています。
- 商店街のまちなみ再整備についても求められています。
居住
- 3/4が阿南市に居住し続けたいと回答しています。
- 市街化区域中心部よりは敷地が広く利便性の高い市街地周辺部や幹線道路沿道の調整区域への居住が求められています。
都市施設
- 身近な広場・公園、山林や海岸等の自然を活かした公園が求められています。
- 狭い道路の整備・解消、歩道の設置、避難地・避難路の整備など道路と公園緑地や避難地としての公共公益施設の充実が求められています。
住民参加
- まちづくりへの参加意欲が高く、参加呼びかけが充実すれば、住民参加型のまちづくりが可能であるといえます。
まとめ
- 住環境には満足していないものの、住み続けたいという意向が高く、生活環境整備を重視したまちづくりが望まれます。
- 重点分野としては、生活道路や身近な公園、下水道など都市基盤整備を図ることが必要となります。
- 人口増加や都市の発展に際し、環境保全を前提とした必要な開発を行うと同時に、一定の土地利用規制を行うなど、メリハリの利いた土地利用誘導を図る必要があります。
都市づくりの課題
- 県南部地域の定住交流拠点としてふさわしい、にぎわいのある中心市街地の形成。
- 海、川、山などの自然環境の保全・活用を図りつつ、省資源、エネルギーの循環に配慮した自然環境との調和。
- 市街地に点在する文化資源や山、海、陸の自然的資源、観光資源などの地域資源の活用。
- 土地利用の需給バランスによる都市の健全な発展と点在する市街地の連続性の確保。
- 産業基盤の整備を進め、高付加価値産業の立地促進、多様なニーズに対応した、商業、工業の活性化。
- 道路や公園などの都市基盤、病院や図書館、公民館などの公共施設を充実し、都市の利便性を高める。
- 火災、水害、地震などの災害や交通事故に対する安全性を高める。
- 地域格差をなくし、地域住民の理解の得られるまちづくりを目指す。
自然豊かで、まちに魅力があり、人々が交流し、永く住み継がれるまちを目指します。
都市づくりのテーマ
阿南市の特性および課題からまちづくりのテーマを次のように設定します。
都市計画の基本理念
- 定住と交流の場を担う都市づくり
- 独自の文化と個性を活かした都市づくり
- 自然環境と共生できる都市づくり
- 安心・安全な都市づくり
- みんなでつくる都市づくり
若年者をはじめ様々な人の定住の場として安全性・利便性・快適性の確立に加え、交流の場として魅力ある都市づくりを目指します。
城下町、港町として栄えてきた独自性と変わりつつある土地利用に対応した個性豊かな都市づくりを目指します。
自然環境を保全し、災害の防止、生態系の保持や資源・エネルギーの循環に配慮した都市づくりを目指します。
女性や高齢者、障害者など誰もが平等で、人にやさしく、災害に強い安心して生活できる都市づくりを目指します。
市民と行政が一体となって、快適で機能的な都市づくりを目指します。
都市づくりの基本目標
世代を超えて住み継がれ人々が集う交流都市あなん
-
計画的な土地利用の形成
- 中心市街地の再整備
- 計画的な新市街地形成
- 優良農地の保全と森の保全・活用
- 地域の個性と拠点づくり
-
主要交通体系の確立
- 将来の都市活動に対応した段階的道路整備
- 道路ネットワークの確立
- 拠点へのアクセス性の向上
-
誰もが快適な生活を送れる生活空間の確立
- 生活排水処理施設の整備
- 水と緑を活かした快適な都市空間の確立
- 都市の魅力づくりと住宅供給による定住促進
- 地区計画等によるきめ細かい土地利用誘導
-
豊かな自然環境の保全と個性ある活用
- 歴史と文化あふれる景観形成
- 豊かな自然環境の保全と活用
-
安心・安全なまちづくり
- 防災や交通安全に配慮した整備
- 福祉に配慮した安心な基盤整備
将来都市構造図
![]() |
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |