認定農業者制度について

公開日 2020年04月01日

認定農業者制度とは

　市町村は、農業経営基盤強化促進法に基づき、地域の実情に即して効率的・安定的な農業経営の目標等を内容とする基本構想を策定しています。この基本構想に示された農業経営の目標に向けて、自らの創意工夫に基づき、経営の改善を進めようとする「農業経営改善計画」を農業者が作成し、それを認定する制度が、認定農業者制度です。そして、これらの認定を受けた農業者に対し、重点的に支援措置を講じようとするものです。認定農業者制度では、家族経営協定を締結した夫婦や親子などが共同で農業経営改善計画の認定申請を行うことができます。

参考資料　　認定農業者制度概要[PDF：632KB] 　

　※　家族経営協定とは、家族農業経営にたずさわる各世帯員が、経営方針や役割分担、収益の配分、みんなが働きやすい就業環境などについて話し合い、取り決めるものです。

認定基準

　農業経営改善計画の認定を受けるための要件は次の通りです。

１．計画が市町村基本構想（阿南市農業経営基盤強化促進基本構想）に照らして適切なものであること

　　（目標年間農業所得概ね４７０万円、年間労働時間：２，０００時間程度）

２．計画が農用地の効率的かつ総合的な利用を図るために適切なものであること

３．計画の達成される見込が確実であること

　※　阿南市農業経営基盤強化促進基本構想はこちらをご覧ください。→阿南市ホームページへ

認定の流れ

１．認定を受けようとする農業者が「農業経営改善計画認定申請書（添付書類含む。）」を作成し、農林水産課等に提出します。申請書の農業経営の規模目標や農業所得算出根拠等の作成は、阿南農業支援センター（２４－４６６７）が支援してくれますので、事前にご相談ください。
　ただし、阿南市域のみにおいて農業経営する場合は阿南市認定となり、阿南市農林水産課に申請しますが、二以上の市町村の区域において農業経営する場合（例：阿南市と小松島市に農地がある場合）は徳島県認定となり、阿南農業支援センターに申請することになりますので、ご注意ください。（複数の市町村で営農する認定農業者の手続きについて参照）
〔主な提出書類〕
　⑴　農業経営改善計画申請書
　⑵　目標（５年後）年間農業所得の算出根拠
　⑶　個人情報の扱いの同意書
　⑷　再認定時における自己評価（再認定の方のみ）
　⑸　直近の確定申告書の写し
　⑹　法人登記簿の写し（法人のみ）
　⑺　法人定款（法人のみ）
　⑻　新たに認定を受けた者の意向調査について（アンケート）（新規認定のみ）
　⑼　農業経営改善計画の達成状況等について（アンケート）（再認定のみ）
　⑽　農業版ＢＣＰ　等
２．阿南市農業経営改善計画認定会議（月１回）において、農業経営改善計画を認定基準に照らし、審査を行います。
３．農業経営改善計画が適当と認められるときは、認定の可否について申請者に通知します。