広報編集長の小窓 2月 (5)

2012年2月24日

日々の取材で出会った素敵な一場面を写真で紹介します。

 

2012年2月 (5)

山口座の三番叟 あす初舞台に立つ (2月24日)

 

 200年近くの歴史を持つ山口座の三番叟(さんばそう)を今に受け継ぐ山口座木偶(でこ)保存会の皆さんが、2月25日(土)に文化会館夢ホールで開催される「村おこし伝統文化フェスティバル」に出演します。結成2年目と若いメンバーながら、練習に打ち込む姿は真剣そのもの。修復した3体の木偶に、「山口の伝統と文化を子どもたちに伝えたい」という熱い思いを込めて、初舞台に立ちます。
 山口座の三番叟は、勝浦座とともに最も古い形式を伝える人形浄瑠璃の一つとして知られています。その始まりは天保年間まで遡り、榊神社の地神祭や秋の祭礼の余興として奉納されてきました。神事の能や舞と同様に社前で木偶を廻すことが神を慰めると信じられてきたのです。「ありがたい舞だから喜んでしなさい。」と先輩から受け継いだ保存会の皆さん。聞くところによると、活動を始めてこのかた、孫が次々にできたとか。先輩の教えは本当のようです。
 戦中戦後、一時的に途絶えた山口座の三番叟は、昭和25年ごろに復活。昭和60年ごろからは榊神社敬神(けいしん)婦人会により伝えられ、2年前に山口座木偶保存会へとバトンが渡されました。会員は12人。自分たちに合った三番叟を創り上げようと、囃子に笛や拍子木を加えたり、語り方を変えてみるなど、試行錯誤を重ねています。
 神事で行われる三番叟は、木偶を廻す使い手が語りをするのが一般的ですが、山口座では囃子が語りを兼ねます。そういう意味では、山口座にしか味わえない三番叟を楽しむことができるでしょう。
 舞台に立つのは始めてという山口座木偶保存会の皆さん。夢ホールから新たな歴史の一歩を踏み出そうとしています。

 

※山口座が所有する木偶一式は、平成19年1月22日に阿南市の有形民俗文化財(彫刻)に指定され、62体の頭や衣装は牛岐城趾公園管理棟に大切に保管されています。

 

vol.470

 

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阿南市竹人形伝承会のあくなき探究心と郷土愛が国文祭を盛り上げる (2月22日)

 

  阿南市の竹細工グループ「阿南市竹人形伝承会」が製作した阿波踊り活竹人形を使った「藍竹人形やっとさ」が、本年9月1日から12月14日までの間、徳島県を舞台に開催される第27回国民文化祭・とくしま2012のPRグッズとして採用されたことが、2月22日、同実行委員会から発表されました。
 「藍竹人形やっとさ」は、「阿南市竹人形伝承会」が新しいデザインの「阿波踊り活竹人形」を検討しているとの話を聞いた同実行委員会から、「藍染めの布とコラボレーションさせたPRグッズができないか」と相談され、誕生させた新商品で、7種類の竹人形と数種類の藍染めの布の組み合わせが楽しめます。ラベルに記された“やっとさ”のやわらかな文字が、手作りの温もりを引き立てています。
 同実行委員会事務局は、「すごくおしゃれに仕上がっていて新鮮さを感じます。趣向を変えてみたことで新たなニーズが生まれることに期待を寄せています。国民文化祭のPRグッズになったことをきっかけに、地元の文化の良さを再発見してもらい、徳島のお土産の定番として愛され、売れる商品になっていってほしい。」と話しています。
 さっそく、600個の注文を受けた伝承会の皆さん。3月7日の納品に向けて商品づくりに精を出しています。パッケージデザイナー・立花かつこさんがデザインしたパッケージを見て、目からうろこでした。」と驚く会長の天羽義幸さん(新野町)。「箱型のケースにラベルを巻いた今までにない発想で高級感があふれています。このセンスの良さを参考に、私たちの商品も進化させていきたいです。」と意気込んでいます。
 趣味で始めた8人の竹細工師が結成2年半目でつかんだ大仕事。徳島を代表する伝統工芸品にまで成長した伝承会のあくなき探究心と郷土愛が、国民文化祭・とくしま2012を盛り上げています。

 

【PRグッズの配布】
各種メディアの読者(視聴者)等へのプレゼントなどとして提供されるほか、阿南市からもご紹介できる予定です。ご期待ください。
 

vol.469

 

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