阿南市の桜の名所をご紹介します。

公開日 2010年11月01日

さくら さくら
野山も里も 見わたす限り
かすみか雲か
朝日ににほふ
さくら さくら
花ざかり

 

※東京音楽学校「筝曲集」より(明治21年発行)
“日本の四季の美しさ”を代表する桜。
その美しさは古来より、多くの人々に愛され、魅了してきました。
花の美しさも、さることながら散り際の潔さから、人生の生き方に例える方もいるほどです。
春本番のこの季節は、同時に、何かと忙しい時期でもありますが、美しくあでやかな桜花にふれて、心を癒しませんか。

 

―羽ノ浦町―岩脇の桜

延々と続く岩脇公園の桜の馬場、約400mの桜のトンネル。行けども行けども美しい花模様が出迎え、見に訪れた人々の心を陽気にしてくれることでしょう。
春風がそよぐたび、花びらがひらひらと舞う様は、車の中から見るのはあまりにももったいないので、歩いて散策されることをお勧めします。
また、桜の馬場を過ぎると前方には取星寺や明現神社が連なる山が広がり、深緑にピンク色が一際鮮やかに感じられます。
公園全体の桜は約一千本。百年を超える古木もあり、地元の方を中心に補植等が行われています。

 

地元の人に聞きました。
「私らの小まい頃には、山が鳴るほど、花見客が押し寄せ騒いでいました」と、地元老人会(第九千歳クラブ)会長の岩崎 清さん(77歳)は言います。
岩脇公園の桜といえば、今やすっかり「桜の馬場」の方が有名になりましたが、昔は、山の方が主であったそうです。

 

岩脇の桜

 

桜づつみ公園

岩脇地区には、もう一つの桜の名所があります。岩脇公園の桜の馬場から西側に歩いて約2分ほどのところにある「桜づつみ公園」です。
那賀川左岸の堤防に接した池を囲むように整備された公園には、普賢象桜や関山桜を中心に約200本の桜が植樹されており、開花時期が遅い品種であるため、ソメイヨシノが散った後も花見を楽しむことができます。
 

―見能林町―津峯公園「桜まつり」

標高284mの津峯山一帯には約2千本の桜が咲き誇り、満開時のその美しさは市内随一といわれています。
スカイライン沿いに植えられた桜の回廊を走りぬけると目の前には美しい景観が…。
桜花の枝越しに、「阿波の松島」とうたわれた橘湾を望むことができます。
同公園では、毎年桜の開花に合わせて「桜まつり」が開催されており、まつりの初日にはもち投げや、ささげもち競争が行われ、大ぜいの人で賑わいます。
また、海と桜の絶妙な組み合わせを愛でることができるのも同公園ならではの最大の魅力といえます。

 

 

津峯公園「桜まつり」

 

―橘町―桜並木を見ながら健康ウォーク

橘町の大谷山は見晴らしもよく、交通安全等の平和像として、たちばな観音(高さ約8m)が建つなど、新たな名所です。
ふもとから山頂にかけて整備された道沿いには、桜が植樹されており、山間に艶やかなピンク色が色めきます。

  

―椿町―椿川の桜

椿川の桜

 

シロウオ漁で有名な椿川。土手沿いに植えられた桜が一斉に花開き、川面を輝かせます。シロウオ漁とソメイヨシノとのコントラストが何ともいえない風景を醸しだします。

 

 

―富岡町―牛岐城趾公園の桜

夏まつりや光のイベント会場等の主要会場としてにぎわう牛岐城址公園。一帯にはソメイヨシノが植樹され、満開時には城山を埋め尽くすほどです。
平地のみならず、階段途中にも随所にベンチ等が設置されており、気軽に桜世界に浸ることができます。

 

 

牛岐城址公園の桜
 

 

―吉井町―料亭「まちだ」さん前のシダレ桜

吉井町に入るとまもなく見事な桜が目に入ります。その美しさに思わず車を止めて、見入る人が後をたちません。きらめく陽春の光を受けて、優美なシダレ桜の美しさはまさに圧巻といえます。

 

料亭「まちだ」さん前のシダレ桜

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